こんにちは、イシゲスズコです。
今日は「育児で一番辛いことってなに?」というお話。
「育児で一番辛いことは?」
私の中での一番辛いことってなんだろう…と考えたことがありました。
「○日、空いてる?」友人からの誘いでそう聞かれて、子供のいない頃は自分のスケジュールに合わせて返事をしていたものでした。
でも、子供が生まれてからそれが一変、私には「空いてる日」なんてそもそも存在しません。仕事などを理由に預けている時間以外は「子供の世話」が必ず自分のタスクとしてひっついてきているから。
どうしても行きたければその日に夫が代わりに子守をしてくれるか、実家に預けられるかを打診しなければならない。(もしくは連れていけるかを検討しなければならない)
「お願いします」って子守を代わってもらわないといけない。
かたや、夫は…
夫の携帯が鳴って、何かに誘われている様子。
「5日?いいよ、その日は空いてる」
そうなんです。
夫には「空いてる日」がある。
私にいちいち「子供をお願い」って言わなくても自分のスケジュールだけ確認すれば返事はできる。
「これだ!」
私が子供を産んでから足かせのようにかけられていた「常に子供の世話をし続ける」「自分の意志だけで予定を決められない」というストレスが、夫にはなかった。
「私は自分の都合で動けないのに、夫はそうじゃない、それに腹がたつ!」
これこそが、私にとって育児の中で一番辛く、ストレスの元凶になることだったんですね。
当時の、夫と私の時間軸
夫は朝早く出かけます。私は小学生を見送り園児を預けてから出勤。子供を迎えに行ってから病院や買い物やあれこれ用事を済ませてから帰宅。
夫はその日の仕事の量次第で帰宅時間はまちまちですが、私と同じくらいになることも、深夜になることも。
定時で帰ることが確実にできる私と、帰宅時間が読めない夫。土日が確実に休める私と、休日の休みも直前になるまで確定しない夫。
タイムスケジュールを書き出してみたら、夫に子守の主体を任せるというのはまぁ無理な話ではありました。
無理はさせられない、けど
仕事の仕方や負担量や、もちろん賃金や、私と夫の色々な違いを考えればこの私が主体になった育児の役割分担はある程度は仕方がないこと。
夫に同じことを任せても回らないのはわかってます。
でも、だからこれでいいよ、って諦めるんじゃなくて、知ってほしいな、と思って改めて夫と話し合う時間は作りました。
今のやり方は変えられないかもしれないけど、私が意図せずにギチギチのスケジュールの中で育児をする結果になってしまっていること、それが決して楽ではないこと、夫の(私から見たら)自由に約束したりしているのを見て羨ましいと感じていること。
話し合って得られたもの
一度話し合ったあとは、約束を決める前に確認がこちらにマメに入るようになったり、私が出かけたいという日に仕事を調整してくれることも増えたような気がします。
もちろん思う通りにはいかないことも多いけど、自分の辛さを夫が理解してくれている、それを共有している、というだけでも気持ちは全然違っていたように思います。
末っ子が入学目前の今では子供たちもそれぞれかなり自立してきて、私が役員関係の仕事や遊びで夜出かけるハードルも年々下がりつつあります。
出かけづらいしんどさは乳幼児期の一時期だけのことだけど、それでも当時の私には本当に辛かったなぁ、と今も思い出されます。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
次回エピソード>>「男児母あるあるだよね〜」女の子ママの声に辛かったあの頃の記憶が蘇る byイシゲスズコ
著者:イシゲスズコ
年齢:38歳
子どもの年齢:小6・小5・小3・5歳
九州の片田舎在住、ぼちぼち働く4児の母ブロガー。生活のなかで出会ういろんなことをあれこれ考え込んだブログ「スズコ、考える。」を運営。Twitterの男児育児あるあるをまとめた共著「#アホ男子母死亡かるた」(アスペクト)がある。
ブログ:「スズコ、考える。」
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