出産という、人生最大の痛みを乗り越えたと思いきや、待っていたのは
・会陰切開されたところの縫合
・導尿(カテーテル)
・子宮が元の大きさに戻ろうとする後陣痛
と、痛いことだらけ。
とくに後陣痛は、あまりの痛さにナースコールを押したほどでした。
そんな痛みの中、私の頭に浮かんだのは
幸いなことに、後陣痛は数日で治まり
会陰切開の傷も、座り方を工夫することで痛みを緩和することが 出来るようになりました。
が、次に待ち受けていたのは
新生児育児。
・初めての育児で不安がいっぱい。
・細切れ睡眠で体力は限界。
何で泣くのかわからずに、1時間でも2時間でも抱っこで揺れ続け
やっと落ち着いた頃、私の頭に浮かんだのは
そんな新生児期もいつしか過ぎ、何をしても泣きやまなかった黄昏泣きも気付けばなくなっていました。
なんだかんだで娘も一歳、二歳と成長していき 育児にも慣れてきたのですが
この頃になると、たまには休みが欲しい。と思うことがありました。
二年間、家事も育児もしない日というのは一日も無く、夫が娘と二人で公園に行っている間も、子どもがいては難しいところの掃除がたまっていたりで、なかなか休めず。
娘の可愛さは日に日に増していって、一緒にいられるのは嬉しくて仕方ないのに、それに矛盾して、休みたいという気持が膨らんでいました。
こんなにも自分の時間というものが無くなるのかと、改めて育児の大変さを実感しました。
が、夫が娘と二人で遠出も出来るようになり、夫からも、「ご飯とか気にせずゆっくりしてなね。」と言ってもらえて、丸一日の休みとはいきませんが、休息の時間がとれるように。
それから一年。
会陰切開の傷はもう痛みどころか、その存在さえも普段は思い出すことすらありません。
育児は大変なこともありますが、泣くことでしか伝えられなかった娘との意思伝達が成長とともに可能になったので、会話で解決することが増えてきました。
あれだけ大変で、泣いたことも何度もあって、本当にツラかったはずなのですが、記憶というのは便利に出来ていて
今では
“なんか…大変だった”
という曖昧な記憶しか残っておりません。
他にももっと大変だったことが山ほどあったような気もするのですが、育児中でハッキリ思いだせるのは、
娘の可愛いところや
成長に感動したことばかり。
なので
最近では、あれだけ
無理無理絶対無理!だった
二人目を考えています。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:チカ母
年齢:30歳
子どもの年齢:3歳
2014年6月に娘・チカを出産。同年8月より育児絵日記ブログ「抱っこだ立つんだ揺れるんだ」を開始。抱っこが大好きな娘のお陰で、腕だけやたらとたくましいお母さんです。
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