皆さんこんにちは、ここ最近、首にかけていたタオルからイカの一夜干しのような濃厚な海の香りがするちちかわです。
世はすっかり夏本番ですね! 連日の猛暑の中、小さなお子さんのいるご家庭では皆さんどのようにお過ごしでしょうか。
冷房の部屋にこもるばかりでなく、たまには水遊びもさせたいけれど、なんせこの暑さ! プール施設に出かけるのも大変だし、庭先やベランダなどにビニールプールを出して水遊びさせようにも、見守る大人の方が参ってしまいそうですね。かといってお風呂の浴槽に水を張ると、目を離したスキに事故などあっては大変なので、特に乳幼児の場合は一瞬たりとも気を抜けません。
そこで今回、我が家で夏場によくやる、手軽な水遊びについてご紹介したいと思います。要は家に転がっている空き容器を使うのですが、重要なポイントとして、こちらは決して意識の高いエコ生活♪とか、丁寧な手作りおもちゃで素敵育児☆といったことではありません。
ただ単に、「子どもというものはなぜか、それ専用に作られた玩具よりもむしろプリンやヤクルトの空き容器の方がテンションが上がる」んですよ。いやホントに。これは公園の砂場でも同じで、砂遊び用のツールよりもなんてことないプラコップが激しい奪い合いになったりします。よくわからないけど創作意欲が刺激されるんですかね・・・?
用意すると良い主なものは、まず大きめのタライやバケツ、使わなくなったベビーバスなど。
基本的に溜めた水の中には入りません。タライにたっぷりと水を張り、その日たまたま家にある空き容器を洗って渡し、あとは水が無くなったら足してあげながら、自由に遊んでもらいます。
我が家の夏休みの場合は、昼間のうちに浴室で裸になって遊ぶことが多いですね。盛り上がると相当うるさくなるので、ご近所に迷惑にならないようたしなめつつ遠くから見守ります。
では毎年の水遊びで、うちの子らにウケが良かった空き容器おもちゃをいくつかご紹介します。
まずは『ペットボトルシャワー』。洗ったペットボトルの底や側面に、キリまたはアイスピックを軽く刺して穴を開けるだけです。
上から水を入れると水圧でピューッと出る、というだけの単純なものですが、乳児から小学生までみんな夢中で水を入れ続けます。ヒモで吊るしてくるくる回しても面白いです(ヒモを使うとつい首にかけたり、手首などに巻き付けがちなので取り扱い注意)。
続いては盛り上がること必至の『マヨネーズ水鉄砲』。
食器用洗剤のボトルやシャンプー用のポンプなど、要は水が細く飛ばせればなんでもOKです。水鉄砲となるとどうしても狙って当てたくなりますが、人や窓ガラス等に向けると危険なので、逆に最初から壁にスポンジやお風呂シールなどを貼り付け、的あてゲームにしてしまうのがスムーズかと思います。
小さい頃は洗面器などに向けて水を入れるだけでも楽しく、小学生になる頃からは、難易度別に得点エリアなどを決めて、ちゃんとルールのあるゲームとして行うほうが真剣になってくれます。ケンカにならない程度に楽しく遊んでね!
最後は、果たしてこれを工作と呼べるのか疑問な『牛乳パックボート』です。
牛乳パックを縦に真っ二つにして浮かべるだけ! マストの代わりにストローをセロテープで立てるのもいいですね。あとはお子さんの好みで、人形を乗せるなり、海賊のマークを描くなり、スポンジを輪ゴムで縛って魚にしたり、ポリ袋に水を入れてぶよぶよクラゲを作ったりと、思いつくまま自由に遊びましょう!
こういう時、工作好きな大人としてはついキレイなテープで飾ったり、波の模様をつけたりしたくなるのですが、これは実際不要ですね。想像力だけで充分楽しく遊んでくれるのを見て、余計なことはしなくていいんだな~と納得しています。洗って乾かして何度も遊んでもいいし、汚くなったり飽きたら即座に捨てられるのも魅力です。
あとこの遊び方だと、事故で溺れたりする可能性が低いのと、プールに水を貯めるよりも水道代の節約になる、などの利点がありますが、特に子供達が小さい頃に感じた最大のメリットは、
「午前中にたっぷり水遊びさせて
がっつりお昼を食べさせると、
その後三人揃ってコロンと昼寝してくれる」
点でした! いきなり来る静けさの落差がすごくてびっくりしますよ…!
見た目の異常なまでの貧乏臭さとゴミ溜め感にさえ耐えられるようであれば、ぜひお試しあれ~!
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:ちちかわえみぞう
年齢:アラフォー
子どもの年齢:長女8歳、長男6歳、次男4歳の三きょうだい
育児中の自由のなさ、動けなさを、Twitterで解消するしがない主婦。一人でこっそり食べるアイスが一番の癒やし。
ブログ:手すさびに紅き萱穂を
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