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女の子向けのピンクの洋服を選んだ息子。そのとき、私が考えるべきことは…? by ユーラシア

こんにちは、ユーラシアです。

息子はピンクが好きです。児童館で工作をするとき、好きな色の折り紙を選ぶように言われると 7割くらいピンクを選んできます。

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>前回エピソード:「あ!○○まん!」見せていなかったテレビアニメを解禁した街中でのできごと by ユーラシア

 

いかにも女の子向けの服を欲しがった息子

そんな息子と洋服を買いに行ったときのことです。

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いかにも女の子向けな服を欲しがる息子に、私は困ってしまいました。 私個人としては「別にピンクのハート柄でもいいじゃん」と思うけど、一般的にはその服は女の子用なわけで……。本人が全て分かった上で、それでも着たいと言うなら応援一択なのですが……。

 

「男の子なのに変だよ」なんて言われたら…

好きなものを着せてあげたいという気持ちはもちろんあります。 本来なら息子が欲しがったなら快くOKしたいところですが、正直言うと、周りの人にあれこれ言われたりしないかなあというマイナスな考えが浮かんでしまいました。

本人が全く気にしないならいいんですけど、息子は女の子に間違われることがたまにあって、その度に「女の子じゃないよー! 僕はかっこいいんだから!」とプリプリ怒っているんですよね。だから「男の子なのに変だよ」なんて言われたら、きっと嫌だろうし、却ってピンクを嫌いになってしまうかも、なんて余計な心配をしてしまって……。 さすがにそこまでストレートに言ってくる人は滅多にいないかもしれませんけども。 

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結局、どうしようか迷っている間に息子の気が変わってしまい、その服は買わずに終わりました。

 

無意識に周りの目を怖れていたのは、私?

あのとき「いいよ」と即答できなかったことについて、 今も思い出す度に考え込んでしまいます。 常識とか周りの目とか一切無視してすぐに買ってあげるべきだったのでは……とか、 もし誰かに何か言われても私がフォローしてあげればいいだけなのに 「買わない方向に持っていく」という態度はいかがなものかとか、 息子を案じてる振りをしつつ実際は私が無意識に周りの目を怖れてしまったからなのでは、とも……。

いずれにしても私自身の弱さというか覚悟のなさを突きつけられて、情けなくなりました。

 

私の選んだものを買ってくれていた親  

実を言うと私も子供の頃は「女の子らしい」色やデザインが苦手で、やたらと男子向けのものを好んでいた時期があったのですが、親は苦笑しつつも最終的には私の選んだ物を買ってくれました。もしあの頃「女の子なんだから」と好きじゃないデザインを押しつけられていたら きっとすごく苦しかったと思います。

私も息子が好きな物を尊重したいし、「あなたのため」と言いながら本人の意志をねじ伏せるようなことはしたくありません。性別をめぐる社会の在り方も徐々に変わってきている昨今、せっかく真っ白な状態で産まれてきた子供達に「男の子だから可愛い服は着てはいけません」なんて凝り固まった考えを受け継がせるのも考えものです。

今はまだ息子も幼いので、単に目についたものを欲しがってるだけだと思いますが、将来どんなものを好きになっても応援していきたい。手始めに、もし次に息子がピンクの服を欲しがったときには今度こそ買ってあげたいです。私よりずっと似合うだろうし! (フリルや花柄が壊滅的に似合わない女~!)

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著者:ユーラシア
年齢:30代
子どもの年齢:3歳

2015年4月に男児を出産。割とテキトーに育児しているオタクでナマケモノな専業主婦です。思いもよらなかった子供の可愛さ奥深さに驚く毎日の中、老後の楽しみにと育児に関する絵や文章をちまちま描いています。息子はいつも親指を吸っています。

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