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物が見当たらないとき・・・子供を疑う前に、まず一呼吸 by ユーラシア

こんにちは、ユーラシアです。

 

親からされて嫌だった
「無闇に疑われること」

「子供の頃に親からされて嫌だったから、自分は同じことを子供にしたくない」。 こういったことが誰しも多かれ少なかれあるかと思うのですが、 私の場合、それは「無闇に疑われること」でした。 

>前回エピソード:チケット売り場で謎の沈黙・・・身体は大きいけれど、まだ2歳なんです… by ユーラシア

 

 

あるはずの物がない。
壊れている。不具合がある。

そういうとき、決まって「どこにあるか知らない?(知ってるよね?)」と言われました。「知らない? あなたじゃない?」と、一応疑問系ではあるけど、 内心「あなたがやったに決まってるでしょう」と思っているのが子供心にも分かりました。
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まあ私も子供だったので、実際にいたずらしたことも多々あります。勝手に持ち出して失くしてしまったり、壊れたのをしれっと元に戻したことも。しかもそれが一度や二度ではなかっただろうから、親からしたら私を疑う理由は十二分にあったわけで、「全くの言いがかり」ではなかったのは理解しています。

いずれにしても今さら親の言動の是非をどうこう言いたいわけじゃないのでそこはいいんです。

だけど、それでも真っ先に疑いをかけられるのは嫌なことでした。「信用されていない」ということが辛かったです。

 

子供がやったと決めつけるようなことは
しない、と決めたはずだったのに…

私は同じことを子供にすまい、と決めました。 もし「あの子がやったんじゃ」と心によぎったとしても、少なくとも「そうに決まってる」なんて決めつけは絶対にしないと。

だけど……

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やっちゃってるんですよね、同じこと……。

こんなの、「私、あなたのこと信用してないから」と言ってるのと同じ。それに最初から「あなたがやったんでしょ、それを隠しているんでしょ」なんて目でジロジロ見ていたら、実際そうであったとしても打ち明けにくくなりますよね……。 

何度もいたずらを繰り返されると、どうしても「今度もそうなんじゃないか」と思ってしまうし、「いや信じよう! あの子じゃない!」と思っても蓋を開けてみたらやっぱりあの子だった、ということもあると思います。だけど、どれほど同じことを繰り返しても、子供を信用することをやめたくはありません。

 

 

言葉にする前に一呼吸置いて、
気持ちを切り替える

私は息子を疑ってしまいがちだ、という自覚が持てるようになったので、 言葉にする前に必ず一呼吸を置くようにしました。

もし一瞬でも「息子がやったのかな」とよぎったら、一旦落ち着いて、「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない」と冷静になる。「どうせあなたがやったんでしょ。分かってるんだからね」なんて気持ちは打ち消して、率直に「探し物があるんだけど、見た覚えある?」と訊く。

そして息子が「知らない」と言ったら、それを信じる。たとえ息子のおもちゃ箱の中から探し物が見つかったとしても、息子は自分が持って行ったことを本当に忘れてしまっていたのかもしれないし、覚えていたにしても言い出せなかったのには理由があるんだろうから、「ほらやっぱり。だから言ったでしょ。もう騙されないからね」なんて風な目で見ない。

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子供の頃から当然のように疑われていたせいもあってか、私もナチュラルに息子に疑いをかけてしまうという嫌な連鎖が生まれてしまいましたが、なんとか断ち切りたいと思っています。

それに、そもそも息子を疑えるほど自分がしっかりしてるわけじゃないですしね。息子がどこかに持って行ったんじゃ?と勘繰ったあれこれが、最終的に私の(息子の手の届かないところにある)戸棚から「発掘」されることが多々あったり……。まずは自分を疑えよ!!

 

>関連エピソード:迷い込んだ子育てダンジョンに、HP全回復スポットが出現!? 心に響いた心理士さんの助言 by ユーラシア

 

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著者:ユーラシア
年齢:30代
子どもの年齢:3歳

2015年4月に男児を出産。割とテキトーに育児しているオタクでナマケモノな専業主婦です。思いもよらなかった子供の可愛さ奥深さに驚く毎日の中、老後の楽しみにと育児に関する絵や文章をちまちま描いています。息子はいつも親指を吸っています。

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