ゼクシィbaby みんなの体験記をご覧のみなさま、はじめまして。「まぼ」と申します。
普段は会社員をやっており、たまに趣味でインスタグラムに子育て漫画を掲載しております。
そして、この体験記で綴らせていただくのは一人息子の「よいたん」のこと。
おしゃべりが好きで朝晩牛乳を欠かさず飲む一歳児。
いまでこそ息子の「よいたん」も元気に育ち、母子ともに健康に(息子はしょっちゅう風邪を引きますが…)暮らしておりますが、
産後すぐの入院生活では、私は心身ともに疲れ果て、いつも気持ちが不安定でした。
息子も小柄に産まれたせいか、私の目には「なんだか弱そう」な赤ちゃんに見えていました。
慣れない授乳に奮闘するも…
授乳の間に疲れ果てて、お腹を満たす前に眠ってしまう息子。
そのせいか体重もなかなか増えず、周りと比べては焦って、「どうにかこの子をお腹いっぱいにして、1gでも太らせて退院するぞ!」と気を張っていました。
授乳の間に眠ってしまう息子を何度も起こして飲ませて、また寝て起こして…を繰り返し、授乳に毎回90分もかけていました。
そのせいで授乳室ではいつもひとり居残り。
90分も授乳しているもんだから、もちろん寝不足でヘロヘロ…心もヘロヘロ…。
息子の身体から黄疸の反応が出ているとのことで、急遽青色の光線を浴びる「光線治療」が始まりました。
緑色に光る保育器にオムツ一丁で入り、光から目を守るためアイマスクをする息子の姿は
「サイバー赤ちゃん」
といった感じ。客観的に見るとなんともシュールな光景ですが、当時心がボロボロだった私は、この姿を受け入れることもできず、ひたすら泣いていました。
息子と離れて過ごすことになりましたが、毎日のお世話は変わりません。
3時間ごとにオムツを変えて、保育器ごしに哺乳瓶を使って授乳をします。
親も光から目を守るため、サングラスの着用が義務づけられておりました。
今思えば、本当に不思議な光景だったと思います…笑
いまの私が息子にできることは、お腹をいっぱいにしてあげることだけだ!
そう思い、搾乳機を使って目一杯母乳を搾りました。
すると…
両胸が熱く腫れ、その痛みで寝れないほどになってしまいました!
どう考えても搾りすぎです。
どうにか冷やさないといよいよヤバい!!
手元にあったタオルを濡らし、
上半身裸になり、熱くなった胸に巻きつけました。
「真冬の病室でなにやってるんだ…?」そう思いながら、どうにかこの夜を越えました。
もちろん、巡回にきた看護師さんにはバッチリこの姿を見られてしまいました。
出産のため入院し、退院するまでの7日間。
不安定な気持ちの中、授乳に奮闘し、サングラスをかけ赤ちゃんのお世話をして、高校球児になりながら眠りにつき…
赤ちゃんも私も全ての体験が「産まれて初めて」で、振り返ってみると本当に濃い7日間でした。
それは本当に高校球児の合宿のような7日間。
育児スキルの特訓をする中で、精神も鍛えられたように思います。
私のように、初めてのことだらけで不安と闘っているママも沢山いると思います。
この特訓を乗り越えたら、きっと強くなれると思います!共に頑張りましょう!
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:まぼ
子どもの年齢:1歳