こんにちは、ユーラシアです。
10月は園の運動会の季節。うちの息子は去年、初めての運動会を迎えました。
息子は若干あがり症なので、大勢が見守る中で走ったり踊ったりできるかなと私が勝手に心配していたことを覚えています。でも蓋を開けてみたら私の心配をよそに堂々と競技に参加していて、その姿には込み上げるものがありました。
が、私が一番感動したのは観衆の注目を浴びて頑張るシーンではなく、別の場面での振る舞いでした。
最も感激したこと、それは待ち時間での子供たちの姿です。
待機中に列を乱さないよう声を掛け合ったり、先生の指示に耳を傾けたり、緊張で泣いているお友達を気にかけたり……。
そこには入園からの半年で、驚くほど成長した年少さんたちの姿が。
力いっぱい走る息子の姿にも胸が踊りましたが、声を張り上げて同じクラスの子を応援する息子を見たときは何より目頭が熱くなりました。私が思っているよりずっと多くのことを幼稚園で学んでいるんだと実感しました。
また、年中さん年長さんの迫力ある競技を見て「すごい! 来年、再来年は息子もこうなるのか(なれるのか!?)」と感慨深くなったり、プレの子たちがあどけなく走る姿を見て「去年はこうだったんだなあ」と懐かしくなったり、息子の出番以外もかなり楽しめた運動会でした。
今年は感染症対策で大幅に縮小されるらしく、他学年の競技を見ることが叶わないようで残念でなりません。それでもこの難しい状況の中で運動会を実施してもらえるだけありがたいです。
私自身は子供の頃体育が大嫌いで運動会中止を願うタイプの児童だったので、この(運動会開催を喜ぶという)変化には我ながら若干呆れますが……親になった途端、あんなに嫌ってた運動会を待ち望むという変わりよう。喉元過ぎれば熱さ忘れるとはこのことか(?)。
運動会中止と聞くと大人目線では残念と思ってしまうけど、案外喜んでいる子供も結構いるのだろうなと思います、当時の私のように……。
もし将来息子が運動会の前日に雨乞いをしていたら、温かく見守るつもりです……。
とにかく、去年の運動会は朝早くから午後までバタバタの一日で、充実はしていましたが暑さもあって閉会する頃には親はぐったり。お疲れ様~早く帰ろう~とママ友と声を掛け合って会場を後にしようとしたとき、子供たちのこんな会話が聞こえました。
「これから公園いかない!?」
「鬼ごっこしよー!」
……子供たち、心だけではなく体力も目覚ましく伸びたようで……。運動会の後に公園遊びとか、エネルギーが無限すぎる。さすがについていけないので説得して家に連れて帰ったのでした。無理です。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:ユーラシア
年齢:30代
子どもの年齢:5歳
2015年4月に男児を出産。割とテキトーに育児しているオタクでナマケモノな専業主婦です。思いもよらなかった子供の可愛さ奥深さに驚く毎日の中、老後の楽しみにと育児に関する絵や文章をちまちま描いています。息子はいつも親指を吸っています。
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