こんにちは、ユーラシアです。
私は子育てにおいていくつか簡単なモットー的なものを持っているのですが、その一つが「本はなるべくケチらない」です。
おもちゃやゲームは誕生日など原則決まったタイミングでしか買わないのですが、本に限っては欲しいものがあればなるべく買ってあげるようにしてきました。4~5歳の頃は図鑑を欲しがることが多かったので本屋さんに行く度に買い足したり。
が、6歳になった頃から、息子が「これが欲しい」と持ってくるのはゲームの攻略本やモンスターのデータ本ばかりに……。
しかもまだ持ってないゲームの攻略本まで欲しがるんですよね。私も子供の頃ゲームの攻略本を読むのが好きだったけど、プレイしたことないゲームの攻略本はさすがに買ったことなかったし欲しいとも思わなかったのでちょっと面食らいました。
本ならできる限り買ってあげるつもりだったけど、それは物語に親しんだり文章を読む力を養ったり図鑑で知識を深めてほしいからというのが正直なところなので、「いつでも買うよ!」のスタンスを攻略本などにも適用するか悩みどころでした。たまに買うなら全然いいのですが。
でも本には違いないし、「勉強になりそうな本ばっかり読んでほしい!」ってのはさすがに親のエゴが過ぎるし……。でもでもやっぱり攻略本ばっかりはちょっと~。
と、ゲーム本でもデータ本でもいいよ!とは言えないまま、とりあえず攻略本を一冊購入して帰宅しました。
持ってないゲームの攻略本なんて本当に読むの?そして読んだところで面白いんか……??と疑わしく思っていましたが、蓋を開けてみたらめちゃくちゃ夢中になっている息子の姿が。
絵本などは未だに私に読んでほしがる(自分では読まない)のに、攻略本は自分の興味ある内容だからか、難しめの文章も一生懸命自分で読み解いていました。
しかも予期せぬ嬉しいことも。
ゲーム用語にカタカナが多いおかげか、当時まだちょっと苦手だったカタカナも数日でスラスラ読めるようになったのです。さらに簡単な漢字も覚え始めたりして、予想外に勉強になっているようです。攻略本あなどるなかれ。
そして何より、攻略本を読んでいるときの目の輝きがすごくて……!1歳くらいの頃、中のページが鏡になっている仕掛け絵本に魅入ったり、目をキラキラさせていたことを思い出しました。そういえば息子はあの頃から物語よりギミック絵本が好きだったな~となんか納得しました。
つい欲張って「読書で得られるメリット」を考えてしまいがちですが、そういうの抜きにして夢中になれるものは大事にしてあげなきゃなーと考えを改めた次第です。
最近も本屋さんに行って攻略本をねだられましたが、おかげで今度は気前よく「いいよ!」と言えました。ただし「ついでにソフトも一緒に買おうよ!」という提案は却下しましたけどね!ソフトはお値段6倍くらいだからね……!
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:ユーラシア
年齢:30代
子どもの年齢:5歳
2015年4月に男児を出産。割とテキトーに育児しているオタクでナマケモノな専業主婦です。思いもよらなかった子供の可愛さ奥深さに驚く毎日の中、老後の楽しみにと育児に関する絵や文章をちまちま描いています。息子はいつも親指を吸っています。
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