普段と同じように、夕飯を食べていました。サラダが美味しかったのでおかわりしようとした、その瞬間!
なんだか急に気持ち悪くなり、吐き気がしました。「これはヤバイ!」と、サラダボウルを手に持ったまま、あわててキッチンへダッシュ。
実際に吐くことはなかったのですが、「もしや?」と思いました。この感覚、覚えがあるからです。
それは、ずばり、「つ・わ・り」じゃないかと。
一人の妊娠の時にも、ずいぶんつわりに苦しんだので、この特別な吐き気に「妊娠したかも」とピンときたのです。
私の頭の中では、自分の子宮に受精卵が着床したイメージが浮かんで、
「おっ、今、きっと着床したな。ふふーん」
と、にんまりしていました。(もちろん、医学的根拠はありません。)
こんなふうに、自分の体の変化に気づけるようになったのは、一人目の子を妊娠・出産したからかもしれません。
食卓に戻り主人に話すと、「ただの食べ過ぎじゃない?」と言われました。
デリカシーのない主人に、「いーや、これは、違う。あの『つわり』の突然襲ってくる気持ち悪さだったんだから!」と、鼻息荒く反論。
でも、主人が簡単には信じられないのもわかります。だって、一人目は欲しくてもなかなかできず、不妊治療をしてやっと授かることができたのですから。
今回もし妊娠していれば、自然妊娠です。本当にそうなら、私たちにとっては、「奇跡の自然妊娠!」ということになります。
自分の中では、「着床した!」感がみなぎっていますが、半信半疑なので、翌日、妊娠検査薬を購入することにしました。
翌日、薬局から妊娠検査薬を買って戻り、すぐに試しました。ドキドキしながらテスト結果を待ちます。
一人目の自然妊娠を待ち望んでいた時も、何回も使った妊娠検査薬でしたが、一度も陽性反応になることはなく(陽性だと2本線が表れます。)、一本線だった検査薬。
いつも「妊娠していたらいいけど、どうかな?」と試し、「やっぱりダメだったか」と肩を落としたことばかりだったので、今回のように「妊娠している!」と思いながら妊娠検査薬を使うのは、新鮮な気持ちです。
妊娠検査薬の結果が出るのをじーっと見つめます。結果が出るのは数分なのですが、ドキドキしながら待つので、長く感じます。
「うわわっ!」
見てみるとやっぱり!2本線が出ているではありませんか!信じられないけれど、本当に陽性です。
二人目が欲しかったので、うれしくて笑顔になってしまいます。
「見てみてー!ほらね!」と妊娠検査薬を主人に見せます。
「えー?信じられない!えー?まさかー!」と驚く主人。
妊娠検査薬を遠くから眺めたり、顔を近づけたり、色んな角度から凝視。挙句の果てには「この線、自分で書いちゃった?」と陽性反応の2本目の線を私が書いた疑惑を突きつけてきました。
いやいや、しませんよ。でも、そんなこと言いながら、主人もうれしかったのだと思います。
念のため、3日後に再度妊娠検査薬をしてみましたが、やっぱり2本線がくっきり!主人も「信じられないけど、本当に妊娠したみたいだね。うれしいなー」と、言っていました。
これが妊娠3週ー4週のことです。
「妊娠超初期」とよばれる頃、私が体験した症状は、以下の通りです。
・胸が張る感じがする
・腰痛がある
・眠気に襲われる(1歳の息子の昼寝に合わせて、自分も寝ました)
・夜、トイレに起きる(第一子妊娠中はありましたが、産後はなかったので久しぶりでした)
・トイレに行った後、なかなか眠れない
・なんだか体が熱い感じがする
陽性反応が出たので、助産院に連絡を取り予約を入れました。最初の予約は8週前後。電話で陽性反応だったことを伝えると「おめでとうございます」と言われました。
第一子の時もお世話になった助産院です。前回と同じ助産師さんがいるチームで、1ヶ月後の予約を取りました。
一人目を妊娠している時から、「二人目が早く欲しい」と主人に話していたほどなので、こんなにうれしいことはありません。
助産院の予約が待ち遠しい日々です。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:すーじー
年齢:34歳
子どもの年齢:1歳1ヶ月
オランダ人と国際結婚し、オランダに暮らして5年目突入。歴史ある街並み、豊かな自然、気さくな人々に囲まれ、オランダ生活に慣れてきた今日この頃だが、妊娠・出産・子育てを通して新たなカルチャーギャップに遭遇中。
※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。