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初産だからと自宅待機していたら…パニック!「墜落産」で救急搬送された息子と私

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私の初めての出産は私が23歳の夏。38週3日目、陣痛が始まってから4時間後の夜の事でした。

「初産は15~16時間が平均」そう本でも読み、陣痛が始まってから病院への連絡や家での待機中も、のんびりリラックスするのを心がけて過ごしていました。

特におしるしもなく、生まれそうな兆候もなかったのですが、午後7時に突然、7分間隔で陣痛が始まりました。

夕飯や入浴を済ませた後、すごく痛かったけど眠気に襲われ一旦ベッドへ…。

いま考えるとコレが良くなかったかもしれません。

私は痛みに鈍感な方でもないのですが、この時は日中も夫の野球の試合の応援に出かけて少し疲れたのもあってか、睡魔に勝てず寝てしまったのです。

 

それから1~2時間後、特に痛みを感じ起きたわけでもなく目が覚めると、お腹を下した様な腹痛がありトイレへ。

いつも通り座っていたのですが、急に一気に破水!

慌てて立ち上がると、なんか、挟まってる感じ‥!?触ってみると、それは赤ちゃんの頭でした!

 

どうしたらいいかわからず、ベッドに携帯を置いてきてしまった事にすごく後悔しました。

それと同時にすごく力みたくなり、立っていられず四つん這いに…。

なんとかトイレのドアを開け、力みたいのが落ち着いてから、ソファで寝てしまっていた夫を必死で呼びました。

夫はすぐ私の異変に気付き病院へ連絡。

この時すでに赤ちゃんの頭は全て出ていて、首のところでとまっていたようです(私は見えませんでしたが…)。

病院の助産師さんに、すぐ救急車を呼び病院に来るよう指示され、救急要請。

でも赤ちゃんを力んで出したくて出したくて、もう1度病院へ連絡。

頭が出て顔も見えているので、力んで出してもいいのか夫に聞いてもらうと「感染の危険もあるから出さないで来て!」と…。正直、無理だよと思いました。

 

なんとか力みたい波を必死で抑え、その事だけに集中していると、いつの間にか救急隊が目の前に。

直ぐに担架に寝かされ運んでくれようとしましたが、家がマンションの9階で担架のままではエレベーターに乗れず‥夫を含め男性4人に担がれる様な体制で地上まで降りました。その間に赤ちゃんは両肩まで出てきてしまい、救急隊も病院へ車中出産してもいいか確認をとっていましたが『だめ!』と…。

夫がバスタオルで懸命に赤ちゃんの頭を支え、これ以上出てこないように抑えてくれていましたが、私ももう、痛みと力みたい身体の生理的反応に我慢の限界だと思った頃、病院に到着。

直ぐに赤ちゃんの下半身を出し蘇生。救急隊が家に到着してから約15分間の出来事でしたが、私にはとても長く感じました。

 

生まれてきた赤ちゃんは男の子!残念ながら産声を聞くことは私も夫も出来ませんでしたが、小児科の先生のおかげでNICUで翌朝会うことが出来ました。

3,030g、50cmの息子。

保育器の中で酸素、胃、点滴のチューブが入れられて、蘇生後に呼吸が復活したのが奇跡だと言われました。

日中になってから師長さんが来てくれ、昨日電話対応した助産師さんはまだ経験が浅く、墜落産(私のように病院以外の場所で赤ちゃんが出てきてしまった状態)について知識がなく、ベストな対応ができなかった事へのお詫びがありました。

私も墜落産の知識をつけておけばよかった、あの時ベッドに行かなければよかった、どんな時も携帯を持っていればよかった等々たくさん後悔しました。

 

NICUに入って3日目、初めて保育器の外で抱っこして、直接おっぱいをあげることが出来ました。

その時の息子の温もりとおっぱいを一生懸命吸う姿に、生命力の強さを肌で感じ「生まれてきてくれてありがとう」とただただ感動しました。

今はもう3歳。幸い何も後遺症もなく、2歳下の弟と、最近妹ができた頼もしいお兄ちゃんになってくれています!

 

第2子は計画出産で、第3子は自然分娩でしたが、どちらもやはり陣痛がきてから1時間未満のあっという間の出産でした。

初めての出産が、今までの人生で初めて救急車に乗った時でもあり、救急隊員さんの顔もなにも覚えていませんが、懸命に私と息子を助けてくれようとした事にとても感謝しています。

 

妊婦の皆さんに知っていてほしいこと。

初産でも決して陣痛時間が長いとは限らないこと!個人差があります!

もし病院以外の場所で頭が出てきてしまったら、落ち着いて、体育座りのように座り赤ちゃんを出してあげて清潔なバスタオルで包んであげるのがいいそうです。そしてすぐに救急車を呼ぶこと。

どんな時も我が子の生命力を信じて、出産という命がけのイベントを乗り越えていってください。応援しています!

著者:にじママ

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。