こんにちは。早生まれニイチャンズのお下がりが収納を埋め尽くしているというのに、初めての冬を迎える三男に着せるものが無くて急な寒暖差に焦っているtomekkoです。
さて、連載ではまだまだ三男、生まれていません。だってそう簡単には語りつくせぬ苦しみがあったんですもの…!
陣痛促進剤で痛みは戻ってきたものの、やっぱり降りてきている感じもいきみたい感覚も一向にやってきません。
上2人の時にはお産の直前から会陰縫合までしかお目にかからなかった医師が何度も来て内診されることにも不安が膨らみます。
「もしかしてへその緒が短いのかな…?」
「絡まっちゃったかな?」
先生の方も赤ちゃんが戻ってしまった理由が分からず首をかしげていたので、あまりよくあることではないのかもしれません。
ワタシはと言えば、自然とは違う機械的に絶え間なく続く痛みで正直プチパニック状態。
今思い返してみて、本当にあんなにわあわあ言うほどだったのか…出産と共に例のごとくきれいさっぱり忘れてしまったので分かりませんが、たぶん痛みそのものよりも、先が見えないことや、赤ちゃんがどういう状態なのかよく分からないといった不安感で精神的に追い詰められていたのかな、と思います。
そして、何回目かの内診の際、ワタシは
「先生!もう無理無理無理‼お願いだから帝王切開に切り替えてくださいーっ‼‼」
と懇願。
自然分娩も帝王切開も、どちらも大変なことは承知しているのに今この瞬間だけでもこの苦しみから意識飛ばしちゃいたい一心で口走ったんでしょうね。。。
当然ながら医師には
「それはそれでもっと痛いよ~」
と華麗にスルーされ、
「うーん、でも産道が通れないんだよねぇ、〇〇が結構あって…」
とグググっと奥まで内診された瞬間…
破水した!と思った次の瞬間には…
え…?なに、コレ何、マジック?イリュージョン???
いきむ間もなく、産道をおりてくるゴリゴリ感も全く無く、突然お股の間に赤ちゃんの頭があったんです。
散々いきみたくも無いのにいきみまくったワタシですが、本当に産む瞬間は、一度もいきむことはありませんでした…
あまりの突然の登場に先生と助産師さんもさすがにびっくり!
顔を見合わせて
「…さすが(経産婦)…!」
と苦笑いでした。
しかしお産の準備がまだできていない状況で頭が出ちゃったので、今度は準備ができるまで出さないで!という最後の難関が待っていました。
ここまで来てるのに出しちゃだめっていうの、実は一番キツイんですよね。。。長男の時も降りてきたら速かったので、同じように頭が出ちゃってから助産師さんが慌てて迎える準備をする一幕を経験していました。
トイレの時を思い出してほしいんですが、勢いついて出かかってるものを止めるって、イヤ―ホントツライ。
「tomekkoさん!私の目を見て‼︎いきまない!まだいきまないよ‼︎」
と助産師さんに何がなんでも止められて涙目で堪えるワタシ。この時間が永遠に感じました。
そしてようやく、ようやく許可が降りて、ふっと息を抜くともう生まれてました。
あっけない。ここまで苦しみまくったのに、出る時はなんともあっけない。
こうしてマイペースで気まぐれな三男、誕生致しました。後頭部長めの3180gでした。
はい、夫は本当にこのTシャツを着ておりました。
陣痛開始から約8時間。経産婦にしては長いでしょうか。
しかし…その間やたら七転八倒していた上に、上2人の時と違い腹ごしらえもせず臨んだので、体力の消耗激しく、ぐっっったりでした。
最後にこのお産を妨げた最大の原因「◯◯」について、あと一回だけ続きます。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:tomekko
年齢:37歳
子どもの年齢:長男6歳、次男2歳、三男0歳
6歳おっとり長男、2歳もっちり次男、たぶんあっさりな生後4ヶ月の三男という、男子三兄弟に日々育てられています。いつも眠い夫にちょっとイラつきつつ、ドタバタな毎日の様子を描いた育児絵日記をインスタグラムに投稿するのが楽しみ。
※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。