はじめての、妊婦生活。それはそれはゆったりまったりと過ごした十月十日のせいか、予定日を過ぎてもなかなか産まれてこなかった我が子。
しかし、予定日を4日ほど過ぎた頃、念の為に向かった病院でまさかの破水が判明!
入院の果て、促進剤の誘発に加え吸引分娩でのお産になりました。分娩時間24時間超え!私の出産エピソードをご紹介します。
予定日を過ぎても、おしるしもなくお腹の強い張りもなかった私。とっくに休みを取って家にいた夫と共に、近くの心臓破りの階段に出かけました。たくさん歩いて、動いてねと病院からも言われていたので渋々階段を上った私。
そしてその翌日、いつもと違うお腹の張りを感じました。
痛みとはいえないほどの張りでしたが、その間隔が5分をきっていました。
でも、陣痛の痛みはこんなもんじゃないはず…。そう思いながらも、一応病院へ連絡。予定日を過ぎていたこともあり、念の為病院に向かうことになりました。
病院へ着いたら、まさかのLDRへ(陣痛から分娩、産後の回復までを行うお部屋)。
綺麗で広いお部屋にうっとりしている超余裕の私でしたが、ベッドに寝転がり分娩監視装置をお腹に巻き付けました。うっとりと待つこと30分。看護師さんが困った顔で部屋に帰ってきました。
「お腹の張り、結構間隔短いから今日入院しようか」
まさかと思いましたが、早く産みたいと思っていた私には超ラッキー!急いで、夫に連絡して明日荷物を持ってきてもらうことになりました。
しかし、夜がふけていくにつれ遠のく陣痛。翌朝、LDRから追い出された私は、隣の普通のお部屋に移動することになりました。再度、夫に連絡しもうすぐ家に帰ることと、荷物はいらないことを伝えました。
そして、最後の先生のチェック。
「一応もう一度破水のチェックしておくね〜」とリトマス紙のようなもので検査をしてもらいました。家に帰ったら何を食べよう、そんなことを考えていた私でしたが、先生と看護婦さんの雰囲気が一変。緊張が走りました。
「破水してますね」
またもや予想外の展開で、引き続き入院することに。結局夫に入院バッグを持ってきてもらうことになりました。
前日のチェックでは破水していなかったので、やはり病院に泊まって良かったと思いました。自覚症状が一切ない破水だったので、自分では絶対に気づけませんでした。
そうして、破水確定した私。破水してからは感染の可能性が高まるので、出産までタイムリミットがあります。今まで見えなかった出産までのゴールが見えて、気持ちは少し楽になりました。
しかし、タイムリミットまで陣痛はこず、いよいよ促進剤が始まりました。深夜は睡眠薬のせいか、見ず知らずのおばちゃん3人に励まされる不思議な夢を見ました。
結局、長時間の辛い陣痛を乗り越え、破水した翌々日に出産となりました。
最後の最後で先生が「ちょっとお手伝いするね〜」と吸引分娩でのお産になりました。とにかく、この子を早く産んであげたい。そう思っていたので、ぜひ!ぜひ!と二つ返事でお手伝いしてもらいました。
出血多量でしたが、母子共に健康でした。
あの時、病院に来ていなかったら。私の場合、高位破水で自分では気付けなかったと思います。なので、もし何か異変を感じたら、迷わず病院を受診することをお勧めします。少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
妊娠時期別記事
著者:はぐはぐ
年齢:アラサー
子どもの年齢:2歳
娘のおせと2歳と女子力高めな夫、猫2匹とのんびり暮らし。ぐうたら育児生活を送っています。新生児から現在までの育児漫画をInstagramで毎日投稿中!時々、ママ向け英会話の先生。
Instagram:@hughug_baby
ブログ:はぐはぐブログ
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