こんにちは。石塚ワカメです。
フリーダムすぎる小2男児と3歳女児、激務で影の薄い旦那と余裕なく暮らしています。
すみません、ちょっとうちの悩みを聞いてもらっていいですか?
うちの子どもたち、ぜんぜんご飯食べないんですよ。
思えば離乳食を始めたその日から、ご飯を食べない子どもたち。
息子に至っては、食べた量より身体に塗った量の方がはるかに多かったです。
娘(3歳)は、保育園では先生の頑張りもあって完食しているようですが、自宅では残さずに食べてくれたことがありません。いっぽう息子(小2)は自宅ではなんとか完食するようになりましたが、学校給食はほぼ残しているようです。
おかげで成長曲線はいつもギリギリ下ライン。
娘は肋骨が浮き出てるし、息子は幼少期、痩せすぎて尻に変な横線が入ってました。
子どもたちにご飯をたくさん食べてもらえるように、私もありとあらゆる方法を試しました…。
からだをたくさん動かし、お菓子は少量に→でも食べない。
もりつけを工夫する→でも食べない。
見た目でお腹いっぱいになっちゃってる場合もあるので、完食した喜びを実感させるためにも少量ずつ出す→でも食べない。
もちろんまったく何も食べないわけではありません。
お菓子ならハヤテのごとく口に放り込み、なんなら落としたカケラまで舐めとる勢いで食べます。
おかずも、こんにゃくとか昆布とか好きなものはたくさん食べるので、どうにか生きてるわけですが、できれば栄養価が高いものを毎日バランス良く食べさせたい。
どうしたら食べてくれるんだろう…。
食事のたびになんでこんなに苦労してるんだろう…。
よく食べる子の子育ては、食べない子の子育てよりも楽に違いない…。
そう悩み続けていたある日、友人親子数組で流しそうめんパーティをすることになりました。
子どもたちが大好きなそうめん!しかも流れてるなんて、なんて素敵なパラダイス!!
普段あまりご飯を食べない娘も、これなら食べてくれるはず!
「さあみんな、た~んとお食べ!」と流しそうめん機のスイッチをオン!
このとき、流しそうめん会場には娘と同じ2歳ちゃんが3人いたのですが…
最初は喜んだものの、1口2口食べたあとすぐに飽きて遊び出す娘(ガリガリちゃん)。
同じく少し口をつけたあと、すぐに飽きてお菓子を要求する子(ガリガリちゃん)。
半分くらい食べたところで弱音を吐き、お母さんに叱咤激励されながらなんとか完食した子(中肉中背ちゃん)。
一番最初に席につき、ずっと端を持ちながらそうめんを待ち続け、皿が空になっても席を離れずおかわりを待ち続ける子(ちょいぽちゃちゃん)。
私はこのとき、子どもたちの食に対する熱量にもいろんなパターンがあるのだ、ということを目の当たりにしました。
ちょいぽちゃちゃんのママは、「うちの子、食べるのが好きすぎて…。お箸を持たせたら食べる量減るかなと思って、お箸使わせてみたんだけど、あっという間にマスターしちゃって…」と悩み顔。
見ると、2歳なのにもう普通のお箸を上手に使いこなしているではありませんか。
「食べ過ぎだから、今日はもうご飯おしまい」とママがお箸を取り上げると、ふだんはとても穏やかなちょいぽちゃちゃんが烈火のごとく泣いて抗議します。
「服は大きめにしないとお腹が出ちゃうの…」と言うママ。
見ると、そうめんでさらにお腹がポンポコリンになったのか、Tシャツの裾からおへそをのぞかせています。
毎日毎食、子どもに食べろ食べろと言って苦労するのと、パクパク食べてくれるけど食事終了のゴングと共に毎回泣き叫ばれるのでは、どちらが大変か比べることなんてできない。
どちらも、すごく大変なのだ。
私たちは頑張っている。
子どもたちも、子どもたちなりに頑張っているのだ(たぶん)。
そんなことを、ちょいぽちゃちゃんが教えてくれたように思います。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:石塚ワカメ
年齢:アラフォー
子どもの年齢:7歳男児、3歳女児
余裕のないアラフォーがフリーダムすぎる子どもたちの成長を絵日記ブログなどで綴っています。著書は「毎日が育ジーザス!!(主婦の友社)」など。
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