こんにちは!野原のんです。
前回からの続き。長男ニジくんの出産話後半です。
促進剤を入れてからの数時間はただひたすらに地獄でした。
それも、想像を絶する地獄。
薬の力は凄いもので促進剤を入れてすぐに強い張りがきました。
数回その強い張りを繰り返したかと思ったら突然ドン!と重みのある痛みが来始めたのです。
そう、まさにその痛みこそ…本陣痛後半の痛み…!!!
出産を経験した方ならきっと分かる日常の何かに例えるなんて出来ないレベルの痛み。
冷や汗が体中を流れて呼吸が上手く出来なくなり、声も出せずにただただ悶えるしかない痛みが3分おきに来るようになりました。
ところが…なによりもここが地獄に感じた理由…
陣痛の割に子宮口がまだまだ開いていない!!!!!
自然におこっている陣痛でこの痛みなら7センチくらいは開いていてもいい(先生談)ような本当にキツくて重い痛みなのですが、まだ4センチ。
そして…この3分間隔の激痛陣痛と開かない子宮口の地獄が、この先まだまだ続く事になるとは当時の私は考えもしていませんでした。
もうすぐ!もうすぐ!
そう思いながら耐えて耐えて耐えて。
それでも全然開いていかない子宮口…。
15分耐え
30分耐え
1時間耐え…
そして旦那は眠り
眠った旦那を「寝てんじゃねーよ!!!」と叩き起こし
また20分耐え
40分耐え
1時間耐え…
ふと横を見ると腰をマッサージしている風にみせかけてまた寝ている旦那。
腹立つ!!!!起こしたい!!!
でも痛すぎて言葉が出ない!!!
お腹を抱え、うーっと唸りながら
「(マッサージの場所が)違う!!!!!」
あまりに差し迫った殺気にこれ以降旦那は寝ませんでした。笑
ウトウトはしてたけど。
ずっと痛くて苦しくてしんどいのをひたすらに耐えていたのですが、何時間たったのか分からなくなった頃むしゃくしゃとイライラが爆発して、腕の数カ所に貼っていたガーゼとテープを引きちぎりぶん投げ、近くにあったティッシュボックスも力の限り投げ捨てていました。
(思い返したら暴れまくってたので看護師さんたち本当にごめんなさい)
陣痛が1分間隔になったタイミングで、まだ子宮口は8センチ。
それでもそろそろ分娩台に上がっておこうかと言われ、移動したのですが
ここで私、今思い返しても申し訳なさすぎて仕方のない出来事が…
分娩台に上がり、足を開いた瞬間
突然の破水。
そしてその破水した羊水が近くで準備をしていた看護師さんの顔面を直撃…
本当に…本当に…申し訳ありませんでした…
痛みの合間ひたすら謝る私。
大丈夫よくありますから!(!?)と笑顔でフォローしてくれる天使の看護師さんは着替えのため退室。
もう書いてる今も申し訳なさすぎてほぼ3年越しでもダメージをくらうレベルの出来事でした…。
しかし、看護師さんには申し訳無かったけどこの破水が良かった!
破水したため看護師さんが先生を呼びに行ったのですが、先生が来た時にはなんとあれだけ固かった子宮口が全開になっていたのです!!
そこからはもうあれよあれよのスピード勝負。
あまりの急展開に先生も助産師さんも看護師さんもバタバタ。新生児科の先生も走って入ってきました。
そして1人目の時は無痛分娩の麻酔が効き過ぎて分からなかった『いきみたい』という感覚をこれでもかと感じ、感動しながら声かけに合わせて2回ほどいきむと
ニジくん、無事誕生!!!
キレイにしてもらって胸の上に来た時、いろんな気持ちが溢れてきて「あぁ、愛しいな」と素直に思いました。
その後はお約束のお股縫い縫いにウィアーーーーーーーーとなり、産後の処置が終わってからの放置タイム。
後処理中は外に出されていた旦那がのそのそと部屋に入ってきて一言。
足元を見ると確かに旦那の靴には血痕が3滴。
「いい思い出になるやん!!」
産後ハイに突入しつつあった私のポジティブメッセージは、凹む旦那の失笑をかいました。笑
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:野原のん
年齢:アラサー
子どもの年齢:小4(長女)・小2(長男)・2歳(次女、三女の双子)
関西でフリーダムな子どもたちをフリーダムに見守りつつ、漫画やイラストを描いているオタク主婦。子育てのモットーは「気楽にいこうぜ何事も」
・Twitter :@non4nohara
・ブログ:それキツネやで!のんfour育児