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達成感もあってやる気もアップ!お手伝いの質をあげる「仕上げは○○○さ~ん」 by うだひろえ

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自分では何もできなかった赤ちゃん時代から、少しずつできることが増えていく幼児期。
親がやることもサポート要素が増え、手出し口出しが日に日に難しくなってきました。

最低限気をつけていることは、何事も、「自分でできた!」という気持ちを持ってもらうべく、不格好でも不完全でもそのままに、「できたね!すごいね!」と言うこと

しかし、それすらも、考えなくてはならなくなりました。

 

 

きっかけは、上履きシューズ洗い。
年少さんの頃から少しずつやるようにして、年長さんの頃には自分でやれるようになりました。もちろん完全にはキレイになってませんが、自分でやった証だと、残った汚れなどはそのままにしてました。

ある日、娘に言われました。
「〇〇ちゃん(お友達)に、シューズきたないねっていわれた~」
えっ、そうなの?と驚くと「みんなシューズしろいけど、わたしのは、はいいろだって」と。
うん、確かに、洗い切れてなくて灰色になってる。
でもそれ、言われちゃうのか、そうか。

「みんなは自分で洗ってるの?」と聞くと「おかあさんがあらってるって」。
「ムスメちゃんは自分で洗ってるからね、頑張ってるの偉いなあってママは思うよ」とフォローするも、娘は納得してない顔。「わたしのもママがあらってよ~!」

うう、そう来たか。

 

ならばと、娘が洗った後に、私が「仕上げ洗い」するようにしました。
歯磨きの「仕上げ磨き」と同じ要領です。

しかしそれ、歯磨きでも同じ現象が起こるのですが、「どうせ後でママが仕上げするから」と、自分でやるの超適当になるんですよね。

もう、チョチョッとやって「仕上げしてください」って、かわいく言えば済むと思ってる感。こういうところホント賢くて困る。

 

さてどうしたものか。考えた結果、ふと、単純なことを思いつきました。
それは、「仕上げはお母さ~ん♪」ならぬ、「仕上げはムスメさ~ん♪」
シンプルに逆にしてみたんです。私が雑に洗って、娘が仕上げ洗い。

 

「わたしが、しあげ、するの?」最初はキョトンとしていた娘ですが、急に責任感に目覚めたのか、目がキラーンと輝き、「ここまだきたない」と汚れを発見、ゴシゴシこするように。
私が洗ってるのを見ているので、コツも伝わりやすく、自分で洗ってきれいになる達成感も得られます。
すると、自らいろいろ考えて、洗剤を足したり、ブラシを変えてみたり、工夫し始めるほど。

 

「これはいいな…」と思い、他のお手伝い、掃除や食器洗いにもこの「仕上げはムスメさ~ん♪」を使ってみました。

私がハンディモップでチャチャッとやって見せてから「仕上げお願い」と頼むと、間違い探しをするようにまだ汚れているところを発見、細かいところまでやってくれます。

食器洗いでは、フライパンなど大きなものを私がガガっと洗った後で細かいものを任せると、丁寧に洗ってくれます。(水道代は嵩みますがそれはまた追々…)

悩みだった歯磨きも、まず娘自らやって、私が仕上げ磨き、その後「ムスメちゃんの仕上げ磨き」もやるようにしました。
手鏡を見ながら入念にチェックしてます。いい感じです。
私も、尻拭いのような「仕上げ」作業をすることが減って、大助かりです。

こうして楽しく、少しずつできることを増やしていけたらと思います。

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著者:うだひろえ
年齢:40代
子どもの年齢:小2と年長

マンガ家/イラストレーター。愛知県生まれ。2008年『夢追い夫婦』(KADOKAWA)でコミックエッセイデビュー。『誰も教えてくれないお金の話』(サンクチュアリ出版/監修:泉正人)が30万部を超えるベストセラーに。一男一女の子育てに奔走する生活を、ツイッターやブログで垂れ流し中。

website:http://umeyon.net
最新刊:「大学4年間の経営学がマンガでざっと学べる」(マンガ担当)(KADOKAWA)

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