長男を妊娠していた頃、自宅から職場が遠くて1時間以上かけて通勤していました。
とても利用者の多い路線だったのもあって、毎朝満員で基本的には1時間立ちっぱなし。朝はほぼ毎日電車が止まってしまったり遅延したりで、結局1時間以上立ったまま…みたいな感じでした。
息子を妊娠してからも仕事は続けていたので、妊婦には少しつらい時間でした。
それでもなんとか頑張って通っていたのですが…
少しずつお腹も大きくなってきたなぁなんて思っていたある朝、いつも通り満員電車に乗り込んで立っていました。
乗ってから数十分後、なんだかいつもと違うなぁという感覚になりました。
息苦しい、暑い、気分が悪い…どんどん苦しくなっていきました。
今まで貧血を起こしたことはなかったですし、電車に乗るまではいつもの朝だったのに…身に覚えのない気分の悪さにどんどん不安になってしまうし、初めてのことでパニックになってしまいました。
この時点で目的地の駅まであと4駅ほどでした。
電車が停車するたびに乗客が増えていく。その度に息苦しさが増していく。
この時すでに電車の奥に詰めて乗っていたため、降りることも簡単ではなく、降りたいけど降りられない状況でした。
あと降りてしまったら会社に遅刻してしまう…というのも怖くて、当時は降りるという選択ができませんでした。
そうして電車内の混雑がピークに達した時、
目は開けているのに視界がどんどん消えて行ってしまいました。
どうにかしないとと思っても混雑で体は動かせないし、吊り革を持っていた手にどんどん力が入らなくなっていくのを実感しました。
これはやばい…立っていられない…!どうしようどうしよう…と私のパニックもピークに達してしまいました。
あ、ころぶかも…!と思った瞬間、
私がへたり込んだタイミングでほとんどの乗客が降りる駅に到着したようでした。
やっと落ち着いて呼吸することができた瞬間でした。
ホワイトアウトした視界も戻って、やっと鞄から飲み物を取り出して飲めたのを覚えています。
さっきまでギュウギュウだった車内はガラガラになっていました。
空いた座席に座るために立ちあがろうとした時、自分の体の異変に気がつきました。
筋肉痛のような、つった後のような、地味に嫌なあの痛みに似た感覚がありました。
立てないほどではなかったですが、朝は痛くなかったので原因がわからず…
少し調べてみると、貧血によるものだということがわかりました。
妊娠するとホルモンの影響で貧血を起こしやすくなってしまうみたいです。
私みたいに妊娠前から立ちくらみや貧血に縁がなくても、妊娠すれば貧血が起きてしまうんです。
貧血で倒れるってめちゃくちゃ怖いですね…(泣)
昨日大丈夫でも今日は倒れるかもしれない、それが妊婦なので、本当に無理はせず過ごしてほしいなと思います…
私は運良く座るようにして倒れたので怪我はなかったですが、倒れ込んだりしていたら…頭を打っていたかもしれないですし、お腹を打っていたかもしれません。
本当に妊婦さんたち気をつけてーっ!
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
妊娠時期別記事
著者:まるたおかめ
年齢:30代
子どもの年齢:息子7歳、娘1歳
「痩せたい」と「お腹すいた」が口癖のシングルマザーです。なんとなく冷蔵庫を開けるのをやめたい。あと宝くじも当たりたいです。
Twitter:@omame_okame
Instagram:@sukumame
ブログ:ハハトコフタリニッキ~シングルマザーのくらし~
※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。