2人目以降の妊娠は、お腹の赤ちゃんを気にしながら上の子のお世話もする、初めての妊娠とは また違った大変さがありますよね。
自分の体調、お腹の子のこと、様々な手続きなどに加えて、上の子について色々と考える機会が増えるのではないでしょうか。
特に出産時に上の子をどうするか、というのは物理的、精神的、どちらの側面からも心配するママが多いことと思います。
結論から言うと、子供はとてもたくましく、長いママの不在も一生懸命乗り越えてくれました。
これはもちろん子供自身の頑張りにほかならないのですが、ママとして上の子に向けてやってよかったなと思うことが2つあります。
ひとつ目は、赤ちゃんの存在を折りに触れて話すことです。
2人目の時も3人目の時も、つわりはそれほど重度ではなかったものの、気を張って仕事を乗り越えた後、夕方帰宅するとその反動で一気に具合が悪くなるタイプでした。
そんな時でも抱っこしてほしい!遊んでほしい!
子供は無邪気に要求してきます。これが2人目以降の妊娠生活の大変なところですよね。 私は妊娠初期のうちから、上の子には赤ちゃんがいることを説明していました。
また、私の言葉で説明するだけでなく、絵本もよく用いていました。
とはいえ、どんなに説明して、たとえ前日まで納得していても、出産当日私と離れるときは泣いていました。
特に、2人目出産の時の長男の様子は私の中でかなり強く印象に残っています。
出産前日、私だけ病院に残るとわかると
「帰ろう」「帰ろう」と本当に悲しそうに泣いていました。
当時2歳半、癇癪に手を焼いていたのですが、あの爆発するような泣き方ではなく、絞り出すような声で泣いていたのがとても頭に残っています。
夫が撮影していたこの動画を見ると、今でも泣けます...。
そんな息子へ向けて、病院でお別れする際にやったことがありました。
これが2つ目のやって良かったこと。
手紙を渡すことです。 別れ際に、息子の大好きなグミやラムネと一緒に手紙を包んで渡しました。あらかじめラッピングして準備していたものを入院バッグに忍ばせてありました。泣いていた息子も、これを渡すと気持ちが切り替わり、中身が気になってそちらへ夢中に笑。そのタイミングで連れ帰ってもらいました。
お手紙は、家に帰ってから何度も読んでくれとせがんだそうです。
内容は、入院する理由を噛み砕いて説明した文を書きました。そして帰ってきたらいっぱい遊んだりギューしたりしようね、と書きました。帝王切開だったため、当時は確か10日以上離れ離れの生活になりました。そんな生活は産んでから母子ともに初めてのこと。
それが何より心配でしたが、頑張ってくれました。
退院して帰ったら、手紙の最後、「帰ったらいっぱい遊んだりギューしたりしようね」の部分を暗記して言えるようになっていました笑。
パパもサポートしてくれた祖父母も、共に口を揃えて
と言っていたので、これは準備して正解だったかなと思います。 出産とはいえ、上の子と離れるのはママ自身も勇気がいるものです。
自分の気持ちを整理する意味でも、赤ちゃんについて話題に出すこと、上の子に手紙を書くこと、ぜひおすすめしたいです。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:愛田あい
年齢:アラフォー
子どもの年齢:6歳、3歳、0歳
ゆるくポジティブがモットーの3児ママ。等身大の3人育児を発信するインスタグラムは、白目を剥く日々に共感してくれる戦友がたくさん集まっています♪
Instagram:@ai_oekaki_mama
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