いつもの方もはじめましての方も、こんにちは。”えん”と申します。
現在1歳の娘を育児中。
妊娠中はお腹の赤ちゃんが元気なのか気になるものですよね。
私にとっても、妊婦健診は唯一赤ちゃんの様子が分かる貴重な時間でした。
特に楽しみだったのはエコー写真。
私が行っていた産院では、健診の度に1枚〜数枚のエコー写真がもらえました。(ちなみに先生が毎回違う産院で、1枚だけの先生もいれば何枚も出してくれる先生もいました)
コロナで健診の付き添いがNGだったため、夫に唯一持ち帰れる赤ちゃんの物的証拠でもあります。
妊婦健診で赤ちゃんが元気なことが分かり、先生の説明を聞くと感動したり、幸せな気持ちになったりしましたが、夫にはいまいち伝わらない。
「これが頭で、これが足らしいよ」と説明しても「うーん…?」という反応。
「まぁ仕方ないか…エコー写真は分かりにくいもんね…」 と、お腹の赤ちゃんに対しての意識の差を実感しつつも着実に溜まっていくエコー写真。
これ、整理しとかないと後から絶対グチャグチャになるな…
「産後はそんな時間とれないと聞くし、妊娠中にやっておかねば!!」
エコー写真は日にちが経つとプリントが消えてしまうと聞いたので、一枚一枚スキャンして、パソコンに取り込んで、日付や週数を記入して、写真用紙に印刷して、アルバムに綴じて…と隙間時間にモクモクと作業。
ああ、めんどくさい… と思いながらも、せっかくならエコー写真以外の写真も一緒に綴じようかな?と自ら作業量を増やしせっせとアルバム作り。
妊娠37週の頃、パンパンに大きくなったお腹の写真を撮って、その頃のエコー写真と一緒にアルバムに綴じました。
そしてそれが、このアルバムの最後の写真となりました。
その翌週、予定日より少し早く娘誕生!
産後はそのアルバムを見ることはあまりありませんでしたが、娘が1歳を過ぎた頃から本棚からそのアルバムを頻繁に引っ張り出してくるようになりました。
パラパラとアルバムをめくり眺める娘。
「これ、ぽっぽちゃん(娘)だよ」と話しかけながら一緒に覗くと、まだまだ未完成だった頃の娘のエコー写真。
同時に綴じた写真には夫と私の2人だけで、出産までの2人暮らしを満喫している様子。
ほんの少し前のことなのに随分昔のことに感じ、懐かしい気持ちになります。
そしてあんなに毎回嬉しい気持ちで受け取っていたエコー写真も「え?これなんだっけ?足?頭?」という状態。
その時聞いた説明をすっかり忘れ、体のどの部分なのかよく分からない写真も。
ズボラな自分だからこそ、そんな状態だと「もうよく分からないからいいや…。」となってしまいそうなので、妊娠中に整理しておいてよかった!!と心から思いました。
そんな中でも、妊娠が初めて分かって心拍確認した日の最初のエコー写真のことはよく覚えています。
小さな小さな命が写った1枚の写真。
病院の帰り道でバスを待つ間、ずっとその1枚を見つめていたこともあり、アルバムの1枚目のそのエコー写真を見ると、その日の感動がよみがえってくるのでした。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
妊娠時期別記事
著者:えん
年齢:30代
子どもの年齢:娘1歳
30代凡人。過去の話や現在の日常をイラストで描いています。夫・ハト氏と、娘・ぽっぽちゃん(2022年2月誕生)の3人暮らし。
Instagram:@tamago_en
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