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帝王切開の流れがわかっていれば、少しは不安もなくなる。手術日決定~術後までを詳しく解説! by わさび

こんにちは、わさびです。

6歳の娘いとちゃんと、4歳の息子うりくんの年子育児をしています。

 

出産は2回とも帝王切開だったのですが、お腹を切るって本当に怖いんですよね…。

そこで!

帝王切開の詳しい流れが事前にわかれば少しは不安もなくなるかと思い、今回はわたしが経験した帝王切開の流れを書いていきたいと思います。産院によって少し内容は違ってくるかと思いますが、あくまで参考までにしてくださいね。

 

 

手術することが決まったら、まず妊娠35週ごろに手術の日程を決めます。

産院にもよりますが、だいたい37週〜38週あたりに帝王切開になることが多いかと思います。

手術日は産院のルールがあったり、他の手術と被らない日を選ぶので、どこでも選び放題というわけではありません(わたしの場合は火曜日か金曜日の午後でした)。

 

手術日が決まったらおおまかな手術の説明を受け、手術日の前日から入院します。

わたしは1人目のときには前日のお昼すぎに入院、次の日の午後に手術でしたが、2人目のときには上の子のこともあり、長く入院したくなかったので手術日の朝に入院し、午後から手術…という予定を組んでもらえました。

入院したら採血や血圧など母体のチェック、赤ちゃんの心音やお腹の張りの確認(NST)、剃毛(手術部分のみ)、手術の説明、同意書のサインなどをしていきます。

夜ご飯を食べた後は21時〜絶食でした。

朝起きたら血圧など母体のチェックをし、手術着に着替え、弾性ストッキングを履きます(術後に静脈血栓ができないようにするため)。弾性ストッキングの締め付けは当然ですがキツイので、わりと履くのに苦労しました。笑

その後、手術のために点滴をつけられます。この点滴の針ががっつり太くてなかなか痛いのです(鉛筆の芯くらいある…)。

ちなみにわたしの産院では浣腸はされませんでした。

手術の時間になると、自分で歩いて手術室へ。

手術用のキャップをかぶり、自分で手術台へのぼります。このとき、ガウンやタオルで隠してはもらえるものの、全裸で手術台にいる状態…。

看護師さんや執刀医、麻酔科医などがぞくぞくと集まり、緊張感が高まります。だいたい10人くらいに囲まれている感じでした。手術室にはアニメ映画のBGMが流れていて、ドラマなどで見る緊迫した雰囲気ではなく、アットホームな空気感だったので救われました…。

 

そしてついに麻酔。

わたしの場合は脊椎麻酔だったので、腰あたりに太い針で麻酔を打ちました。麻酔を打つときにしっかり体を丸めなければいけないのですが、わたしは失敗して2度打たれたこともありました…。針が太いので「ブスッ」と刺されたというよりは、「ドスッ!!」という感じの重い痛みの衝撃が。笑

 

麻酔が入ると、一気に周りが慌ただしくなりました。仰向けにされてすぐに導尿され(麻酔後なので痛みはなし。)、腕を固定されて血圧計を巻かれ、指先には酸素を測る機械、胸には心電図、胸から下にはカーテンを引かれて手術が見えないようになっています。

そして…

麻酔が効いてくるとすぐに足元からポカポカしてきて足がジーンと痺れているような感覚になります。その後いろいろな部分に氷を当てられて、麻酔の効きをしっかり確かめます。ここの流れが体感的にいちばん長く、怖く感じました。でもこの確認で違和感があるようならしっかり伝えた方がいいです!

麻酔が効いていたら手術開始。「メス」って言われた直後がものすごく怖く、

「今から切られるのか…」とビビってましたが、一度痛くないのがわかると緊張も少しほぐれてきます。

痛いという感覚はないのですが、お腹を触られている違和感はあります。引っ張られてるな、とか押されてるな…とか。手術中は真横にずっと看護師さんが付いていてくれて、手術の進行具合を教えてくれたり、和やかな雰囲気にしてくれたりしました。

 

そして「赤ちゃん出すからちょっと気持ち悪い感じするかも」と医師に言われ、すぐにお腹をぐーっと強く押される感覚が。手術台がガタガタするほど体が揺られて、この瞬間は少し苦しい…。

でもすぐに産声が…!

看護師さんが顔の横に赤ちゃんを持ってきてくれて、初対面!

腕の固定をこのときは外してもらえたので、赤ちゃんに触ることができました。

しかし感動の瞬間は少しの間で終了。赤ちゃんは体をキレイにする処置をしてもらい、わたしは胎盤を出して子宮を縫うなどの処置に入ります。

わたしは産後の処置で意識があるのが怖かったので、点滴から軽い睡眠薬を入れてもらい、手術終了まで眠らせてもらいました。(たぶんこのときに夫は赤ちゃんと初対面しているはず…)

手術が終わって部屋に戻ると起こしてもらい、赤ちゃんとカンガルーケアをして写真撮影。この時点ではまだ麻酔が残っているので、じんわり足が動かない変な感じです。

その後は赤ちゃんは新生児室へ。

わたしは悪露の様子や子宮の戻りなどを定期的に見てもらったりして、そのまま一晩休みます。

…が、

帝王切開は産後がものすごく辛い…!!

麻酔が切れた後の傷の痛み&地獄の後陣痛で、わたしは一睡もできずに夜を過ごしたのでした…。

 

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f:id:xybaby_ope_01:20200706114445j:plain
著者:わさび
年齢:29歳
子どもの年齢:娘5歳、息子4歳

食いしん坊で気が強い娘と、甘えん坊で仔犬みたいな息子の1歳半差姉弟を育てています。イヤイヤ期&好奇心旺盛で目が離せない子どもたちの、ほのぼのとした平和な日常を描いています。

インスタグラム:@wasabi_2910
ブログ:いとちゃんとうりくん

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