今回も前回に引き続き、私が経験したつわりについて書こうと思う。
妊娠する前から、「匂いづわり」というワード自体は、周りの出産した友人や育児漫画の情報でもよく目にする機会が多かったので知っていた。
でも一体なんの匂いが無理になるのかについて深く考えたことはなかった。
多分食べ物の匂いとかなんだろうな…。
実際に妊娠して、まさか「あの匂い」が無理になる日が来るとは思ってもいなかった。
私はおしゃれをする事が好きである。
髪をブリーチし、更に上から派手な色に染め、メイクもキラキラしたラメや、カラフルな色を使ったりするのが好きだ。
妊娠が判明した直後、私たち夫婦は、仕事と新婚旅行を兼ねてアメリカにいた。
せっかく海外旅行をしているのだから!と、普段よりおしゃれにも気合が入っていた私。海外の化粧品ブランドも好きなので、これを機にいっぱい買って帰るぞ!と意気込んでいた。
旅行序盤は目立ったつわりや不調もなく、毎日楽しく過ごしていたのだが…
「今日はついにアメリカのディズニーランドに行くぞ~!」と、
その日は朝から張り切って着替えて準備をしていた。
着替え終わり、メイクをしようとメイクポーチを開いた時である。
くっっっっっっっさい!!!!!!!!!!!!!
化粧品独特の、お花のような甘いような、粉っぽい濃い匂い。
今までは「いい匂い」と思っていた。というか、気にしたことがなかった。
今までの感覚では10段階中の2の匂いレベルだったものが、
その日を境に唐突に10を超えた。鼻が全力で拒否しだしたのだ。
こんなにくっっっさかったっけ?!?!?
仕方なく息を止めながらメイクをした。
日焼け止め、パウダー、アイシャドウ、アイライン、マスカラ…
どれもこれもすべて吐き気がした。
せっかくなので匂いがキツかったランキングを発表しようと思います。
しばらくはどうにか息を止めてごまかしながらメイクをしていたが、
だんだんそれも辛くなってきたので、すっぴんで過ごすことが増えた。
当時私はピンク色の髪だったのだが、髪が可愛いピンク色なのに顔はすっぴんな状態に、私としては気分が上がらなかった。
食べ物の匂いづわりは割と早くおさまったのに、化粧品の匂いづわりだけは
終わる気配がなかった。
だんだん髪の根本も伸びてきた。
これを機に黒染めしよう、と、すっぴんで美容院に行った。
美容師さんは普段私が派手な髪色ばかり好むので、唐突に「黒くしてください」と言われ驚いていた。
そんなこんなで、黒髪+すっぴんで出産までは過ごした。
すっぴんで過ごしていたことと妊娠中のホルモンバランスの変化もあり、肌がめちゃくちゃキレイになったので、それは唯一、とても良かったことだ。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
妊娠時期別記事
著者:せきやゆりえ
年齢:36歳
子どもの年齢:4歳
キラキラおめめのイラストが特徴のイラストレーター。大好きな猫2匹と夫と息子と暮らす。おままごと集めが趣味。
X:@gonhanamizz
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