今回は、私が経験したつわりについて書こうと思う。
前回の記事にも書いた通り、1ヶ月間の海外旅行の2日前に妊娠が判明した。
海外の街の匂いや人の顔に酔うなどの「珍つわり」を経て、ようやく帰国したのは6月末。
既に暑く、更に梅雨の時期だった。
この暑さと梅雨の湿気で、つわりが最高潮になってしまったのだった。
吐きづわりでも食べづわりでもない、その名も「湿気づわり」である。(私が今名付けた)
私はもともと夏が大好きで、暑さや湿気には強い方だった。
暑さは気持ちよかったし、湿気に対しても「髪がウネるのが嫌だな~」という悩みがあるくらいで、あまり深く考えてこなかった。
この「湿気づわり」を体験するまでは…。
まず、夜うまく寝られないのである。
やっと寝付けても、暑さと息苦しさで夜中に必ず目が覚めてしまう。
まるで常にプールに潜っているような感覚で、息がうまくできないのだ。
常に生ぬるい空気が顔の周りにあり、それが気持ち悪くて気持ち悪くてずっと顔の周りを手で払いながら唸っていた。
一度息苦しさを意識すると、どんどん意識がそこに集中してしまって、更に眠れなくなるという負のループだった。神が許すなら布団をかけないで全裸で眠りたいくらいだが、妊婦のため身体を冷やすのも怖かったのでそれも出来ずにいた。
そんな私を見て夫は、できるだけ涼しくなる環境作りを頑張ってくれた。
定期的に窓を開け換気し、除湿機もフル稼働してくれた。
夜中私が布団をはいでいれば掛け直してくれ、
タオルを濡らして絞って冷凍したものを首の後ろに敷いてくれたり、
自分は冷房をつけて寝るのが苦手なのに、私のために冷房をガンガンにつけたりするなど様々な解決策を試してくれた。もちろんタイマー設定で夜中に冷房が切れるように設定もしてくれた。
最終的に、涼しい気分になるであろう単語を私の耳元で囁くというオリジナリティも発揮していた。
いろいろ試した結果、「布団はお腹だけにかけて足は出す」事で湿気に勝ち、
更になぜか「足を壁に立てかけて上げる」というポーズで寝るとだいぶ楽になることを発見した。
足を心臓より上に上げたポーズを取ると、血液の流れが良くなり、むくみ解消になるというのは知っていたが、私の場合の「湿気づわり」にもこのポーズは効果的だった。(たまたまかもしれないが)
梅雨の間ずっと私は足を上げ、スマホを見ながら、ひたすらつわりが終わるのを待って過ごしていたと思う。
もし、つわりで寝付きが悪い人がいたらぜひこの「足上げ」を試してほしいと思う。
用意するのは壁だけです!!
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
妊娠時期別記事
著者:せきやゆりえ
年齢:36歳
子どもの年齢:3歳
キラキラおめめのイラストが特徴のイラストレーター。大好きな猫2匹と夫と息子と暮らす。おままごと集めが趣味。
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