妊娠後期に入り、9ヶ月になると、お腹がますます大きくなって、前にも突き出るようになりました。
それまでは、コートを着る時期のせいもあるのか、あまり妊婦だと気づかれないこともありましたが、急にお腹が出てつっぱる感じに。
これまでなんとか大丈夫だった妊娠線がついにでるかと不安でもありましたが、臨月に入った今もまだ妊娠線は出ていません。
ただ、妊娠9ヶ月の中頃になると、お腹がかゆくて仕方なくなりました。
ちくちく刺すような細かい痛みで、身体全体もなんだか熱く感じます。
このお腹の痒みは、妊娠性掻痒というらしく、妊娠後期によくみられるそうです。
妊娠によるホルモンの影響や皮膚が伸びて、胆のうや肝臓が圧迫され、胆汁の流れが悪くっておこったり、お腹が大きくなって皮膚が引っ張られて皮膚の下の小さな筋組織が引き継ぎられたりで、痒みが起きてしまうようです。
とにかく痒みのせいで夜もなかなか寝付けず、一度寝ても、布団があったまると、痒みが増してしまい飛び起きます。
搔きすぎて跡が残るといけないと思ったので、なんとか撫でる程度に掻いて耐えましたが、毎晩なのでなかなか辛いものです。
病院で医師に相談したところ、お腹を診察して、
「湿疹は出ていないから、赤ちゃんが大きくなっているせいで皮膚が伸びているのと、冬の乾燥のせいですね。」と、塗り薬の処方箋をもらいました。
薬局で薬をもらうと、ヒルドイドとマイザークリームという薬でした。
一つ目のヒルドイドは、水分補給の薬だそうで、もう一つのマイザークリーム︎は、痒みをとる薬でステロイドが入っているそうです。
薬剤師さんから、「ステロイドが入っているので、妊娠中なので、極力薄く伸ばして塗ってくださいね。」と、伝えられました。
ステロイドと聞くとなんだかちょっとビビってしまいます。
気をつけて薄く塗ったら大丈夫だとは思いますが、できるだけマイザークリーム︎は使わないようにしようと心に決めました。
お風呂に入ったり、シャワーを浴びたりしたら、少し痒みがおさまるという話も聞いたので、湯船につかり優しくマッサージし、あがったらヒルドイド︎をたっぷりと塗って保湿。
確かにこのときはまったく痒みをかんじません。
寝る前にも、ヒルドイドをお腹にたっぷり塗りたくって、肌触りの良い綿100%の肌着を着てお布団にはいりますが、このときは少しでも身体があったまってきてしまうと、痒くてなかなか寝つけません。
冷えると少し痒みがおさまるので、布団も服もまくりあげ外気にさらし、寒い冬とはとても思えない恥ずかしい格好で痒みがおさまるのを待ち…、そうしていると、やはり寒くて仕方ないので布団を着ると、またあったまって痒くなり…を繰り返しているうちになんとか寝付くという毎日。
寝付いてから、おおよそ3時間すると、また、痒みに耐えられなくなって起き上がり、ヒルドイド︎をまた塗りたくりますが、その後また寝付くまで、あの寒さとの戦いの繰り返しです。
2週間ちょっと、この方法でなんとか乗り越えてきました。
出産まであと2週間ちょっと、なんとか同じ方法で乗り越えたいとおもいますが、耐えられるかどうか…。
しかし、出産する以外に解決する方法はないそうなので、とにかく耐えるしかなさそうです。
妊娠中は、お腹の痒みをはじめ、外陰部の腫れ、つわりなど、出産するしか解決する方法がないことが多くて、辛いですね。
薬もあまり使えないし、もどかしい気持ちでいっぱいです。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
妊娠時期別記事
著者:ぶらんぼん
年齢:39歳
子どもの年齢:妊娠9ヶ月
妊娠6ヶ月で夫の仕事の関係で、パリに移住し、慣れない土地での出産に向けて不安な日々を過ごしています。毎日大変だけど、元気で健康な赤ちゃんに出会えるのが楽しみです。
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