私の股関節痛との付き合いは、約8年前にさかのぼります。
長女を妊娠中から生まれてしばらくするまで、私はベルギーの「古い小さな市役所を改装したアパート」の3階に住んでいました。
日本のように地上階を一階とせずに0階とカウントするため、実質は4階に住んでいたわけなのですが、古い建物だったのでエレベーターがなく、毎日毎日階段を使って上り下りをしておりました。
長女を妊娠して臨月になっても階段を登っていると何やら左足の付け根に違和感が…。
それが始まりだったのでした…。
最初の妊娠は誰しもがお花畑頭になるもの。
赤ちゃんが重くなった=成長の証!
この痛みを受け入れてこそ母親!
みたいな考えで頭を咲かせていたのです。
しかし、産後も続く足の付け根の痛み…。
それどころか痛みはどんどん酷くなり、体全体に広がっていくではありませんか!
長女も産後半年を過ぎたあたりから体重が重くなり、抱っこひもで移動するのがほぼ困難な状態にまでなりました。
おかしい!
産後はいろいろと不具合が出るとは聞いていたが、ここまでの痛みや動けなさは聞いてない!
そう思った私は夫に相談。
彼は初期の頃妊娠中に体が楽になるシムスの体勢すら知らなかった人だったけど、体の不具合やリハビリについては知識があったようで…
「そういう場合はみんなキネに行くヤン」
「病気やケガが原因の場合は保険もきくし行くっきゃないヤン!」というではありませんか!
初めてきく「キネ」という言葉…。
ベルギーの高度医療制度を支える彼らの存在を、私はその時まで知りませんでした。
つづく!
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
>>次回エピソード「ツラい腰痛から逃れられる!と喜んだのもつかの間…現われたのは筋トレマン!? by さとえみ」
著者:さとえみ
年齢:35歳
子どもの年齢:3歳5歳7歳
大阪生まれの大阪育ちで似顔絵師をやっていましたが、今はフランダース地方で白目むきながら三姉妹の母をやっております。日々の生活に追われながらも絵を描くことだけは忘れたくないと時間短縮のためにたどり着いたのはiPad miniでブログ絵を描くこと。考え方のまるで違うシロクマ似の旦那様と元気いっぱいの三姉妹に囲まれて、「パトラッシュ…もう疲れたよ…」と言いながらもブログを更新しております。
ブログ:フランダースの三姉妹
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