私の場合、1人目のときは切迫早産と診断され、35週目には大学病院に入院していました。
そして今回、2人目妊娠の35週目となり、やはり産婦人科医から「切迫早産なので入院して下さい」と言われてしまいました。
しかし、1人目の娘はまだ1歳。この子をおいて前回のように長期入院などできません。近くには年老いた母しかおらず、2人目が生まれるまで上の子をお願いするわけにもいかなかったのです。
ですから医師には自宅でなるべく安静にするという条件で、なんとか入院しない方向で話を進めてもらいました。
私は1人目の妊娠中に正期出産で出産することが、どれほど重要か身を持って知ったつもりです。
妊娠37週以前に出産してしまうと、赤ちゃんは未熟児なため、ICUに入ってしまい、しばらく経過観察で過ごさなければならず、ママともすぐに同室は出来ません。そうならないためにも、37週以降の出産を目標に私の安静生活が始まりました。
妊娠37週まで安静に過ごすために、2つ問題がありました。1つは1人目の長女のことです。自宅で安静にするとはいえ、1歳数カ月の子どもとの生活ではなかなか難しいもの。長女は、母乳は卒業していましたが、まだまだママに甘えたい時期です。ですが妊娠35週目となるとお腹もかなり出てきていますし、切迫早産の身体で抱っこもなかなかできず、長女には我慢させてしまいかわいそうな思いをさせていました。
ただ、1人目の経験から、お腹の張りというものがどんなものなのかは分かっていたので、お腹が張ったと感じたらすぐに横になっていました。
そしてもう1つは産婦人科への定期健診でした。
妊娠35週目からは、それまで2週に1回だった定期検診が、週1回に変わります。上の子を連れて産婦人科に行くのはとても身体に負担がかかって大変でした。産婦人科の待合室が混んでいると、そのあいだ子どもの面倒を見たり、自分の身体の負担を心配したりして、疲れてしまいました。
この時期の定期健診は、分娩監視装置をつけて赤ちゃんの状態を見るノンストレステスト(NST)という検査を主に行い、胎児の心拍やママの子宮の状態を確認します。この装置をつけているときにお腹が張っているとすぐ数値に出ます。
「お腹が張ってすぐに入院になったらどうしよう」
私の頭の中はそんな不安でいっぱいでした。
産婦人科へ行くには、往復タクシーでの移動でなんとかクリアーすることができ、切迫早産と言われてはいましたが、結果、薬も使わず正期出産で無事に2人目も出産することが出来ました。
私の場合は2回の妊娠生活のなかで、妊娠35週目という大事な時期を楽しむことができませんでしたが、1回目の妊娠で入院というトラブルがあったからこそ、2回目の妊娠時は気をつけて、落ち着いて過ごせたと思います。
35週目からは思わぬマイナートラブルが出てくる方も多いと思いますが、まずは自分の身体で不安があるときは、すぐに主治医や助産師さんに相談して出産というイベントに向けて頑張って下さい。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:amoena
年齢:38歳
子どもの年齢:1歳・2歳
1歳と2歳の女の子を育てている専業ママです。
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