出産予定日よりも35日程前の日、トイレに行った時に生理初日くらいの鮮血が見られました。とても驚き焦った事を覚えています。病院に電話して確認し、受診しました。腹痛はなく、胎動も感じられていて、かなり早いけど“おしるし”でしょうという事で、その日は家に帰りました。
赤ちゃんが無事か心配で、何度も胎動を確認したり、そもそもおしるしって?!と、ネットで検索したりしました。その日から、夜中や朝方にだけ少しお腹に小さな鈍痛の波が来るようになりました。後から思うと、あれも陣痛だったのかもしれないです…。
おしるしから4日目の夜中にいつもの様に鈍痛の波がきて、寝れば治まる…と寝ようとしたのですがなかなか痛みの波が治まらず、むしろ感覚が短くなってきている気がして、時間を計りました。
やはり短くなっていて、痛みが治まったタイミングをみて別室の母を起こし、病院に電話を入れてから入院準備の荷物を持って病院へ向かいました。
私が想像していたよりも、前駆陣痛はそこまで痛くなくて、痛みの止んだ時は普通に笑って話せるくらいで、危うく朝まで我慢するところでした。
病院に着いた時には子宮口はそこそこ開いていて、少ししてから分娩室に移動しました。
陣痛が始まってから、およそ3時間でスルンと生まれてきた息子は2300g代の未熟児でした。少しの間だけ抱っこさせてもらえましたが、その後は保育器に入りました。
思っていたよりも早く生まれてきてしまった我が子があまりにも小さく感じ、心配で心配で仕方ありませんでした。しかし、看護師さんや先生から「ママに早く会いたかったんだね~」と言ってもらい私の心はかなり軽くなり、なにより たくさん母乳を飲んで頑張って日々大きくなっていく息子を見て、私もしっかり栄養を採ってこの子に分けなきゃ!という気持ちになりました。
結局、息子は2500gになるまでに生後9日かかりましたが、入院中は黄疸に引っ掛かって1日治療を受けた以外は大きな問題もなく退院することができました。
私が早産になった原因は、病院が胎盤を調べてくれましたが、これといった決定的な原因は分かりませんでした。
それまでの検査で引っ掛かった事もありませんでした。「自然早産」だそうです。
自分が臨月を迎える事なく子供が生まれる事なんて、想像もしていませんでした。しかし、誰にでも起こり得る事だと思います。
それまで順調にきている方でも、出産準備は1ヶ月前にはしておいた方が、安心ですよ(笑)
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:いち
ようやくママ1年目。まだまだ分からないことだらけで、毎日子猿の様な息子と格闘中。
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