2ヶ月ほど前のことです。
4週間近く調子が悪い日々を過ごしていました。
子どもが小さい頃は一度病気をするとたとえそれがただの風邪であってもなかなか治らないのはいつものことでしたが、ここまで長引いたのは久しぶりのことでした。
>前回エピソード:マジシャン?否、神!痛くて大絶叫で泣き続けていた三男の腕を一瞬で治した先生 by マルサイ
原因は子どもからうつされたとある病気だったのですが、判明するまでの4週間は体調不良からの情緒不安でなかなかしんどいものがありました。
まさかあの病気でこんなに大変な目に合うとは思ってもみなかった…
最初は身体の冷えと倦怠感が1週間ほどあったのです。
ちょうど急激に寒くなってきた時期だったので、身体が寒さに追いついてないのかな〜と思っていました。
倦怠感の方は何だかやる気が出なくて動くのが億劫、何しろ気分がちっとも上がらず、夫と会話しても子どもと遊んでもちっとも楽しくないといった状態。
具合が悪いというほどではなかったので、何だかなぁ…という気持ちで過ごしていました。(もうすぐ四十路だしなぁ…トシかなぁ…と若干ブルー入ったりも)
調子がイマイチと思い始めてから10日ほどたったある日、突然高熱が出ました。おまけにものすごい関節痛!
風邪症状のようなものは全くなかったのですが、噂に聞くインフルエンザの症状に近いような気がして(※インフルエンザ未経験者です)、受診しました。
結局その時すでに平熱に戻っていてインフルエンザではありませんでしたが、お腹の調子も若干よくないということで強いて言えば胃腸風邪…っぽいかな?というかなり曖昧な診察結果になりました。
ハッキリしていたのは関節痛の症状だけ。
その関節痛というのがまた特殊で、指と手首が集中的に痛いんです。
おまけに指がむくんで家事がしにくい。
その関節痛が3〜4日続くと、今度は足の裏と足首が猛烈に痒くなる症状が現れ始めました。
2日ほどたつと痒みは太ももまで広がり、気が狂いそうになるほど痒い!
痒くてまともに眠れず、1日の思考の9割が「痒い」に支配されたまま数日間を過ごしていたある夜。
暗闇の中で「関節痛 痒み むくみ」とその時の私を表す三大ワードを検索していると、心当たりのある病気名に行き着きました。
それはまさかの『りんご病』‼︎
りんご病といえばほっぺたが真っ赤になるという誰もが知っている子どもの病気ですが、私の調子が悪くなる少し前に次男がりんご病にかかっていたのです!
症状はほっぺたが赤くなって終わりでした。熱も出ないしめっちゃ元気。
食欲もあったしほっぺたが赤くなる以外はいつもと変わりませんでした。
ところが大人がりんご病にかかった場合、子どもとは全く違う症状が出るんです!
その症状っていうのが「倦怠感・高熱・関節痛・痒み」で、大人の場合ほっぺたが赤くなることはまれだそうです。
痒みがなかったり発熱しなかったりと出る症状も人それぞれで、長引く関節痛からリウマチだと思って整形外科に行っても治らなかったり薬を飲んでも倦怠感がとれなかったりとなかなか厄介なのも大人ならでは。
あっさり治る子どもと違い、完治するまで1ヶ月近くかかり長いと2ヶ月くらいかかることもあるそうです。
原因が分からず症状に悩まされ続けうつ病を併発してしまう方も珍しくないそうで…。
りんご病おそるべし。
かわいい名前に油断してはいけない…!
その後再び受診し、子どもがりんご病にかかっていたことを伝えると先生も合点がいった様子。
正式にりんご病と診断されました。
基本的に治療薬はないとのことでどうにもならない痒みを止めるための薬を出してもらい、こうして私の長い戦い(りんご病)は無事終息しました。(痒み止めは一発で効きました)
ちなみにりんご病のウイルスをうつしてしまう時期は、ほっぺたが赤くなる7日〜10日ほど前の風邪のような症状がある時で、ほっぺたが赤くなる頃には感染力はほぼないそうです。
大半の人が15歳までにかかるとのことですが、まだかかったことのない妊婦さんや保護者の皆さんはどうぞお気をつけくださいね!
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
>次回エピソード:踏ん張っても出ない便秘の原因は石ころ便。三男のために母がやったことは… by マルサイ
著者:マルサイ
年齢:39歳
子どもの年齢:9歳・7歳・4歳
9歳・7歳・4歳の三兄弟の母。趣味は昆虫観察と磯の生き物観察。三兄弟との日々をインスタグラムにで発信中。著書に『男子が3人います。』『主婦力ゼロからやってみた家事』(共に大和書房)など。
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