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我が子が褒められたら、事実を話して返す。これで“ザマス心”と“ス○ちゃま心”も納得! by うだひろえ

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いや~、今日もうちの子たちは最高にかわいいし天才ですし、私は親バカ全開です。
イライラしたり叱ったり、そりゃたくさんありますけど、存在としての世界一感、いや宇宙一感は日に日に増しています。

 

なんて親バカも、普段は家の中だけにとどめ、外では出さずに過ごしているわけですが、よその人から「かわいいね」と声をかけられようもんなら、

「オホホホホ、当然ザマス、うちのお子ちゃまは世界一ザ~マス!」と<ス◯夫のママ>のごとく言いたい気持ちを押し殺し、「いや~、そんなそんな、あはは」と薄ら笑いで流すしかできなかったりしてます。

 

私、謙遜っての、上手にできないんです。

まず、言われたことを「いやいや、全然」と【否定】してしまって、それってせっかく褒めてくれたのに失礼なのでは?と思ったり。

しかも否定したからには、その理由も伝えないといけなくなってしまうわけで、「かわいくないです、なぜなら」を話すのは、私の中の<ザマス心>が「うそザマス!!」と叫ばざるを得ません。
そのうそを、子どもたちに聞かせるのも、あとで取り繕ったりするのも、嫌ですし。

 

じゃあどうすれば、と参考になりそうなものを探してみると、例えば外国映画なんかでは、褒められたらスマートに「Thank you.」とだけ受け止めて終わり、スルッと別の話をしたりしていますよね。

でも私が使うとしたら、「ありがとうございます」だけだとなんだかもの足りない感じもするし、かと言ってマイナスの切り返しはしたくないし、ムムム。
と悩んだ末、出した結論。

どうしてそうなのか、謙遜でも親バカでもなく、【事実】を話すようにしてみました。

「お目目くりくりでかわいいね」と言われたら、「パパ似なんです~、っていうかばあば(お義母さん)そっくりで~」なんて話したり。
「絵が上手だね」と褒められたら、「好きなんでしょうね、ほっとくとずっと描いてるんですよ~」とか。
「小さい子に優しいね」と言われたら、「小さい子がすごく好きで、見かけるとサ~っと近づいて行っちゃうんです」とか。

なんというか、そのまんまなこと。

で、そっから、お義母さんの兄弟もみんなそっくりなこととか、私も絵をずっと描いてたとか、うちの子達もお兄ちゃんお姉ちゃん好きだったとか、それらについて私がどう思っているのかとか、いくらでも話はできます。

否定から入って、マイナスの話題を盛り上げる必要なんて、ない。
これ、気持ちが結構楽です。

 

そして、うちの子たち。

普段、家では私から「最高にかわいい」「宇宙一の天才」などと褒められていて(この褒め方ももう少しなんとかしたいと常々思ってはいるのですが汗)、ここのところ「まあ当然?」という表情をするようにもなって。
<ス◯ちゃま化>が心配されていたのですが。

よその人から褒められたら、私のマネをして、「私、パパ似で、ばあば似なの」「絵を描くの、めっちゃ好きだもん」などと話すようになっていて。
ああ、<変な謙遜>を教えることにならなくてよかったなあ、と思ったりしております。

そりゃあ、うちの子たちにも、できないこと、マイナスなことはもちろんありますけど、それを「褒め」の「否定」として用いることはしないで。
別で、「事実」として話して、どうしたらいいか、考えてることを話したり、アドバイスを求めたり。
それでいいんだな、と気づけました。

それで、私のザマス心も、子どもたちのス◯ちゃま心も、納得してくれたように思います。

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著者:うだひろえ
年齢:40代
子どもの年齢:小2と年長

マンガ家/イラストレーター。愛知県生まれ。2008年『夢追い夫婦』(KADOKAWA)でコミックエッセイデビュー。『誰も教えてくれないお金の話』(サンクチュアリ出版/監修:泉正人)が30万部を超えるベストセラーに。一男一女の子育てに奔走する生活を、ツイッターやブログで垂れ流し中。

website:http://umeyon.net
最新刊:「大学4年間の経営学がマンガでざっと学べる」(マンガ担当)(KADOKAWA)

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