こんにちは。石塚ワカメです。
フリーダムすぎる小2男児と2歳女児、激務で影の薄い旦那と余裕なく暮らしています。
前回の続きです。
術後1日目
さて手術から一晩が経ち、じょじょに麻酔が切れてきました。それと共に下腹部全体がズキズキと痛みます。
実は手術後はこまめに経過を見てもらうため1晩ナースルームの横の小部屋にいたので、通常の個室に移動。するとなぜか車椅子が運ばれてきました。
1人目の出産時は手術翌日から歩行訓練が始まったので「気合いで自分で歩きます!」と一度は断ったのですが…
麻酔の痺れもあるのか、下半身に思うように力が入らず全然立てません。諦めて車椅子に乗せてもらい、助産師さん3人がかりでベッドに寝かせてもらいました。いずれ回復するとはわかっていても、いちいち自分の体の不自由さに驚かされます。
まだ軽い痛み止めは処方されているものの、昨日までの余裕とは打って変わって、寝ても覚めても、とにかく何をしてても痛い!
手術当日の夜、「ヒャッハー!目も頭もこんなにギンギンなのにやたら眠いのはなんで…だろう…zzz」と気付けば寝落ちしていることを不思議に思っていたのですが、強力な麻酔で隠していただけで、身体はずっとこの痛みと戦っていたからだったのね。医療的な処置が施されているとは言え、腹をざっくり切っているんだから、身体が休もうとするのは当然のこと。休める時は休みましょう。
個室に落ち着き、あらためてふにゃふにゃの新生児を眺めていると、嬉しさと切なさとかわいらしさで涙と母乳が出てきます。
さらに母不在の自宅で過ごしているであろう息子のことを考えるたびに、嗚咽するほど泣けちゃう!
産後はホルモンバランスが乱れると言うけど多分それですね。入院中に3年分くらい泣いたのではないでしょうか。
さあお昼になって、ようやく待望のご飯!
術後初の食事なのでシャッバシャバのおかゆや煮物などほぼ介護食ですが、料理がとても美味しいと評判な病院なだけあって、漬物に葉っぱを添えたりと素敵に盛り付けてくれています。
しかしあれほど恋焦がれていた食事なのに、痛みのあまり食欲が全く湧きません!一口飲み込むたびに内蔵がズシンズシンと痛みますが、執念と気合いで平らげました。
夕方には尿道カテーテルが取れ、すり足で少しずつ歩くことはできるようになりましたが、立つ、座る、寝る、起きるなど、腹筋を使う動きがとにかく痛くてつらい!「さあ座ろう」と思いたってから最短で30分はかかります。
家族が面会に来たのですが、喋ったり笑ったりすると傷が痛むので極力感情を抑えます。
術後2日目
術後2日目で、ようやく全ての点滴がとれてシャワー解禁!
しかしあちこち痛くて服を脱ぐのも一苦労。傷が痛くてかがめないのでパンツが履けず、ノーパンのまま部屋に帰って試行錯誤をしていたら悪露がボタボタと床に漏れてしまいました…。様子を見に来た助産師さんに床の悪露の処理とパンツを履かせてもらえたのですが、恥ずかしいやら申し訳ないやら…。
車椅子で運ばれたり粗相を処理してもらったり、出産によって介護される側の気持ちがなんとなくわかったワカメでありました。
沐浴指導や24時間体制の母乳指導が始まり、俄然忙しくなります。
産後、乳がカチカチに張って巨大化した乳首を赤ちゃんがうまく吸えなかったので、搾乳機で搾った乳を哺乳瓶に入れてあげます。手間はかかるけど、栄養満点な黄色い初乳を少しでも多く赤ちゃんに飲ませてあげたいので痛みを押して頑張りました。
またこの日の夜から普通食になるのですが、めちゃくちゃ豪華で美味しい!
しかもこの病院、夜間の授乳に備えて選べるお夜食も出るんです!
1人目出産時、授乳で空腹になることを知らなかったので、病院を抜け出してコンビニに行こうかと思うほど入院中は常に腹が減っていたのですが、豪華なご飯とお夜食のおかげで脱走せずに済みました(手術当日に空腹で脱走を図ったけどな!)。
産後はとにかく腹が減るので、病院に売店やお夜食制度がない人は、入院グッズにお菓子を忍ばせたりお見舞い客に軽食をお願いするといいかもしれません。
次回に続く!
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:石塚ワカメ
年齢:アラフォー
子どもの年齢:7歳男児、2歳女児
余裕のないアラフォーがフリーダムすぎる子どもたちの成長を絵日記ブログなどで綴っています。著書は「毎日が育ジーザス!!(主婦の友社)」など。
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