実は私、最近ある悩みが。
それは…
という、母達の間では非常にありふれた悩みが今頃やってきた。
え?今まで一緒に寝落ちすることなかったの?とみんな疑問に思うだろう。
息子はこの世に生を受けて以来、毎日ずっと私の抱っこで入眠していた。
ひぇ…!3歳児を抱っこで寝かしつけ…!!と、一見非常に大変そうに見えるこのスタイル。
実は布団に横にならないので「母は絶対に寝落ちをしないですむ」という絶大なメリットがあるのだ。
私がこうして夜な夜な漫画を書けるのも、3年間息子の寝かしつけでの「NOT寝落ち」を勝ち取り続けることができたおかげである。
息子は安心して眠れる
私は寝落ちしない
抱っこで入眠はいいことずくめだ。
私は「ここは息子が望むまで抱っこで入眠し続けようじゃないか」と心に決めていた。
しかし、その日は突然やってきた。
最近になってある日突然、息子が「ベッドでねんねしたい」と言いだしたのだ。
子どもの卒業はいつだってラブストーリーより突然やってくる。
息子自身が卒業を宣言しているなら仕方ない、こうして私も「添い寝寝かしつけスタイルデビュー」となった。
息子4歳の誕生日まであと残すところ1か月ちょっとのできごとだった。
さて本題に戻るが、ベッドで添い寝での寝かしつけにより寝落ちする、という私の悩み。
そこで
目指す起床時間は4時半。
息子と一緒に8時に寝た場合、8時間半は眠れる計算になる。
8時間半もたっぷり寝るなんて産後今まで一度もない。十分すぎる睡眠時間だ。
4時半に起きた場合の私の時間だが、我が家は夫が起きる時間が6時半。
息子もそれに合わせて起きるので、2時間自分の時間が取れる。
よし。このスケジュールでいこう。
是非とも今夜から決行だ!と息巻いていた。
が、少し冷静になって考えてみた。
朝の4時半にどうやって起きようか。
私は寝起きがすこぶる悪い。
朝、起床時間になると自然に目覚める、なんて体内時計は生まれてこのかた1度も経験したことがない。
私が起きる手段は携帯のアラーム一択だ。
それもスヌーズ機能付き。1回でなんか到底起きない、スヌーズ機能により3回はアラームが鳴りやっと起きれる。
早起きに関しては100%負け組だ。
そんな私が家族より2時間も先に早起きである。
己の私利私欲の為に早起きをするのはいいが、その数度にわたるアラーム音で家族を早朝から叩き起こし、彼らの1日の始まりを母親からの嫌がらせでスタートするのは避けたい。
しかし時は令和。
目覚ましの手段は単調な携帯のアラームのみではない。
小鳥のさえずりや、穏やかな音楽が小さい音で徐々に流れ、気持ちよい目覚めを促すアプリ。起床時間と就寝時間を設定すると、ベストなタイミングで振動を起し、目覚めさせてくれるアプリ。
時代はアプリだ。
それらのアプリのおかげで私は8時就寝、4時半起きの生活を手に入れることができた。
そして手に入れた早起き生活。
私の朝の2時間と夜の2時間の集中力の差は歴然だった。
今まで仕事をしていた夜は、1日が終わった解放感と、夜というのんびりした空気からか、なかなか仕事に取り掛かれなかった。
寝かしつけが終わるとついスマホをいじる。
漫画アプリで毎日更新される無料の漫画を読む。その後ツイッターが気になり。ダラダラとインスタでおすすめ一覧を何スクロールもして指が「いたた…」とつった頃、やっと仕事を始める気になり自室に向かう。
息子が寝てからここまでで、1時間は余裕で経っている。
ようやく仕事に取り掛かり、キリがいいところでそろそろ終わりにするか…とふと時計を見ると、何ということだろう時計の針はいつの間にか次の日になっている…!!
睡眠時間を計算し、「もうこれだけしか眠れないのか…」と切なくなったところで寝支度をし布団に入る。
というのが私の毎日だった。
そして、そんな次の朝は当然眠い。当たり前である。
その点朝起きての仕事は「夫と息子が起きる6時半まで」という緊張感があるからか、すぐにエンジンがかかる。
2時間アクセル全開できっちりみっちり仕事への集中力が続くのだ。
「早起きは三文の徳」
という言葉がこれほど身に染みたことはない。すこやかに数日を過ごしていた。
が…!!
そんな早起き生活を一週間ほど送った頃、少し困ったことが起きてきた。
それは…
まずSNSが全く楽しめない。
朝4時半~夜8時というタイムスケジュールにて、ツイッターでツイートや、インスタグラムで記事を投稿している人はまずいない。
タイムラインがタイムリーに見られない問題が生じた。
友人への連絡や返事も、夜に返信ができず申し訳ない。
そして1番身近にいる夫。
夫は早くて夜の9時、大体は10時前に帰ってくるので、ますます顔を合わせることができなくなってしまった。
多分カップルだったら別れに発展するレベルのすれ違いっぷりである。
余談だが、自分の回りでこの朝4時半~夜8時というタイムスケジュールで生活しているのは、還暦を迎えた実父だけである。
実父とタイムスケジュールが合点したところで、いったい何があるんだと無の表情になった。
と、いくつかデメリットも上がってきた早起き生活だが…
息子の寝つきがスムーズになり、ゆくゆくは1人で寝るようになる頃は、また夜更かしに戻るのかもしれない。
その時まで、しばしの早起き生活を楽しもうと思う。
だが、これからくる「冬の朝の寒さVSお布団の温かさ」の勝負に勝てるかどうかが、私の早起き生活の続投を握っている。
お布団の温かさが勝利した場合、早々に夜更かしに戻ってしまうかもしれない。
いや、夜もまた寝かしつけからの布団の温かさが勝利するだろう。
冬の仕事は日中死に物狂いで頑張ろうと思う。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:ユキミ
年齢:30歳
子どもの年齢:3歳
関東出身、関西在住。3歳の息子と夫と3人暮らし。毎日成長ノンストップな息子に産後から振り回されっぱなしの新米母さんです。普段はインスタグラム(yukita_1110)にて息子の成長や日常などを絵日記にしております。
※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。