長女を生んだ時、いろいろ驚いたことがありました。
子どもを産む前、赤ちゃんのイメージってこんな感じでした。
まあるいお顔、ふわふわの薄い髪の毛、キラキラの目、ぷっくりした体つき、きれいなお肌…
しかし実際は…
生まれた直後は頭が縦長く、ビックリ!
そして思った以上に全体的に赤く、泣くと全身真っ赤になるので「なるほど、だから赤ちゃんっていうのか…!」と思いました。
そして、目はまだあまり見えていないのもあって閉じていて、開けていてもうっすら。
ぜんぜんプクプクしておらず、顔も体もほっそり。
体に産毛がたくさん生えていて驚きでした。
「赤ちゃんのようなお肌」というと一般的にきれいですべすべの肌を指すので赤ちゃんは肌がきれいなものと思っていたのに、めちゃくちゃ保湿しないとすぐ荒れるし、お手入れしていてもすぐかぶれたり湿疹が出たりしてしまうので
「赤ちゃんのお肌って荒れやすいじゃん!!」
と、イメージとのギャップを感じました。
私が抱いていた赤ちゃんのイメージって多分6ヶ月ぐらいの子だなあと後からわかりました。
そして、産んだ後新生児室に並んだ赤ちゃんたちを見て驚いたのは…
毛の個人差!!
長女は、チリチリの髪の毛が全体的に生えていたのでそんなもんかなあと最初は思ったのですが、他の赤ちゃんはうっすらと産毛みたいな感じの子もいれば、もうしっかりと沢山の髪があって赤ちゃんじゃないみたいに見える子、一部分だけ生えているような感じの子もあり…実に様々。
髪質だけでなく、毛量や生え方までこんなに違いがあると思わなかったので興味深かったです。
(その後次女を生んだ時は頭頂には毛が無くて下だけ生えていて、三女は上の方中心に全体にふんわり生えていました。)
あとは、自分の体のことでも…
赤ちゃんが出てきたらお腹はへっこんで、妊婦用ズボンは産んだら要らなくなるのかなあと思ったら全然おなかダルンダルンで大きいまま!
時間をかけて大きくなった子宮がそんな急に縮むわけないというのは言われてみればそりゃそうだとわかりますが、それにしても思ったよりも厚い…!
普通のズボンがはけるようになるまで何ヶ月もかかりました。
そして
乳管開通がめちゃくちゃ痛い!!
助産師さんにマッサージしてもらいましたが本当に涙が出ました。
産めば痛みや体の不調から解放されると思っていたのに乳は痛いし股も痛いし腰も痛かったです。
抱いていたイメージと現実の違いにいろいろビックリしましたが、小さくてフニャフニャで、だけど確かに命があって…
生まれたての赤ちゃんの存在の儚さや尊さは、産んでみて初めて実感しました。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:ナコ
年齢:30代
子どもの年齢:長女10歳、次女7歳、三女1歳
仙台在住イラストレーター。
広告、雑誌、児童書、雑貨のイラスト、キャラクターデザイン、テキスタイルデザインなど。
書籍「ナコさんちの頑張らない家事(KADOKAWA)」
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ブログ:ナコとムスメらあとダンナ
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