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人生で一番ヤバいと感じた限界を軽く突破する毎日。産後の母の切実な願いとは… by 白目みさえ 

こんにちは。
心理カウンセラーとして精神科で働きながらSN Sで漫画家活動もしております。
白目みさえと申します。

 

 

さて今回は長女を産んで間もないころのお話です。

その前に私の学生時代のエピソードをひとつ。

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大学生の頃、私は一度だけ「完全に二日間寝なかった」という日がありました。
レポートの提出がたまたま重なってしまって、本気でやらないと終わらなくて。

寝てしまったら終わってしまう気がして。
お腹いっぱいになっても眠くなってしまいますから。
水分だけとってトイレにしか立たず、あとは必死にレポートを片付けていました。

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 やはり24時間を超えてくるとそれなりにイライラもします。

「あああああああもう!」って叫んでみたり。
時には「もうやだああ」って泣いたり。
フリーズしたり文字が消えたりするたびに頭を掻きむしるくらいイライラしていたのを覚えています。

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でも36時間(丸一日半)くらい経つとこうなります。

「すん」

もう本当に何もないんです。「無」

怒りもない、泣きもない。
ただただレポートを片付けていました。

結果としてレポートは効率よく進んだんですけどね。

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でもレポートの合間にトイレに行けば冷蔵庫に体をぶつけるし。
ぶつけたって「ハハっ」って感じだし。

終わったあともなんかぼんやりして窓の外とか眺めていたので。
「やばいな」って思いました。

もちろん運転なんか絶対しちゃダメなコンディションだし。
仕事や料理も絶対無理だったと思う。
炊飯器に油とか入れそうでした。

当時「睡眠って大事だなあ」って思ったのを覚えています。
「ここまで寝ないと人間って限界が来るんだなあ」って。

 

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もうびっくりしちゃう。
限界だと思っていたあの時のヤバさ。

子育て始まったら簡単に限界突破してきました。

全くの完全徹夜ではありませんでしたけど。

睡眠時間で言えばとっくに当時の状態は超えていたと思います。

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基本頭の中は「眠い」一色。
なんだったら目の前の赤ん坊も「眠い」一色。

寝ろよじゃあ私も寝るから!
って何度も心の中で叫びました。

なぜこうなるのかというと…。

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朝…やっと子どもが寝たら朝だもの。なんかあれこれしなきゃいけなくて眠れません

昼…洗濯や掃除なんてしなくていいよって言いますけど。
  しないとないんだもん。
  服も哺乳瓶も。やるしかないじゃない。寝てる間に。

夜…夜泣きがすごいもの。こっちが寝ようと思ったら起きるのが赤ん坊です。


さてここで白目みさえからのお願いです。

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「世の中の夫が奥様のためにできることはなんですか?」

家事を手伝う方がいいのでしょうか?
子どもの世話をした方がいいのでしょうか?


答えはどちらもN Oです。

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「どっちもやれ!2時間でいいから!」

人間まとまって安心して眠らないと寝不足は解消できません。

たしかに家事を代わってくれるのは助かります。
子どもの世話を代わってくれるのも助かります。

でも違うんです。

ちょっとでいいから完全にフリータイムを作って欲しいんです。
そしたらそれ以外の時間は割と頑張りますから。

「寝かせてください」

産後の母の願いは本当にそれだけです。
世の中のプレパパの皆様。お見知り置きくださいませ。

 

 

 

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著者:白目みさえ
年齢:30代
子どもの年齢:7歳、6歳

心理師として精神科に勤務するとしごの母。生粋のオタクです。基本的に白目をむいて育児をしており、その様子をカルタにしたものを増産しています。ライター、イラストレーターとしても活動中。

インスタグラム:@misae_mon
NAPBIZ公式ブロガー:「日々白目むいてます」

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