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妊娠初期、外出先で突然あった生理2日目のような出血。恐怖と焦りでいっぱいに  by Taro

妊娠判定から1週間、何事もなく妊娠の喜びを感じる日々でした。

 

そして1週間たったこの日、母が行く予定だったコンサートに代わりに行くことになり、自宅から電車で1時間、駅から徒歩で20分程かかる会場でコンサートを楽しんでいました。

コンサートが終わり、余韻を感じつつ席を立った瞬間です。
「あれ?尿もれかな?」と思う下着が濡れる感じがありました。慌ててトイレに行こうと体を動かすとさらに多くの液体が漏れ出てくるのがわかり、でも何が起こっているのか分からず身動きが取れなくなりました。

どうすればいいのか迷っている間にも下着がどんどん濡れていくのがわかり、動くのは怖いけれどトイレに行くしかないとトイレに行きました。すると、生理2日目が突然きたような出血量で、念のため付けていた普通の日用のナプキンが鮮血で一杯になっていました。

この日は土曜日で、クリニックはもう診療時間終了していたため何が起きているのか確認することもできないまま、1時間以上かかる家路を「妊娠初期 出血」と検索し続けました。出てくるのは「生理2日目のような出血は危険」といったような記事ばかりが目に入り、どんどん絶望的な気持ちになっていきました。
翌日の日曜日も休診日だったため、とりあえずできるだけ動かないように寝て過ごしました。
土曜日の夜に出血し、日曜日も1日続いていた出血は月曜日の朝になってほとんどなくなっていましたが、クリニックにお願いして診ていただきました。

その結果ー

赤ちゃん、ちゃんと生きて、成長してくれていました。

内診の後の診察で出血の理由を聞くと、絨毛という赤ちゃん側の細胞が子宮内膜にある母体の細い血管を破って入り込んで胎盤が作られるらしく、その際に子宮内膜の血管の破断によって出血が起こる、ということでした。

それからも時々出血することはありましたが、すぐに治まったり、鮮血ではなかったりと初めて出血があった時のような状態になることはありませんでした。そして、赤ちゃんはお腹の中でスクスクと成長してくれて、予定日より1週間早く元気な男の子が生まれてきてくれました。

2965gで生まれた赤ちゃんは、今では乗り物が大好きで元気いっぱいの体重13kgの2歳児に成長しています。
そして、この年末にはお兄ちゃんになる予定です。

不妊治療専門クリニックに行く決意をしなければ出会えなかった命。
息子と過ごす時間に幸せを感じる度に、支えてくれた全ての方に感謝せずにはいられません。

諦めなくてよかった!

 

 

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著者:Taro(たろ)
年齢:42歳
子どもの年齢:2歳

7歳年下の旦那さんと40歳で出産した息子と過ごす在宅ワーカー。夫婦の日常、子育てのことをインスタグラム 「Taro記:今日もほのぼの生きてます」 でゆるゆると描いてます。

インスタグラム:@taroki_hnbn

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