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妊娠中に陰部が腫れて飛び出てきた!? 産むまで治らないと言われた「陰部静脈瘤」との闘い by あい

こんにちは。3児ママのあいです。
皆さんは、妊娠するまで知らなかったことってありますか?
私はあります。

それは、マイナートラブルというものの存在です…!

つわりや、お腹が大きくなって動きづらいなどの大変さはある程度想像していました。
でもマイナートラブルについては…

というのが率直な感想でした。

マイナートラブルは、見た目でわかるものから目に見えないものまで様々です。

 

 

中でも私が1番辛かったトラブル…それは「陰部静脈瘤」です。

辛かった度合いで言うならば、ぶっちぎりで辛かったかもしれません。
でも、このトラブル、あまり知られていないのではないでしょうか?

私は2人目の妊娠中期に発症しましたが、それまで聞いたことはありませんでした。
後述しますが発症時はかなり衝撃を受けたので、ネットやSNSをたくさん検索しました。でも、当時はあまり情報がなかったなぁと記憶しています。

そこで今日は、この陰部静脈瘤について体験談をお話したいと思います!
同じ悩みでたどり着いた方の参考になれば幸いです!

 

2人目の妊娠5ヶ月ころのことです。
左足のだるさと、股の痛みを感じるようになり、坐骨神経痛かな?と思っていました。

でも、どうも…痛い場所がデリケートゾーンなんですよね。
何日か分析した結果、やっぱりデリケートゾーンなんです笑

 

ある日意を決して、入浴前におそるおそる鏡で確認してみました。

 

当時の衝撃と言ったらありません。

陰部の左側だけが腫れ上がり、見たことのない状態になっていました。
一瞬内臓でも飛び出したのかと思うほど。

普段そんな場所をまじまじと見ることがないとはいえ、「普通じゃない」と一発でわかるくらいでした。

 

静脈瘤そのものは、妊娠中のマイナートラブルとしては珍しくないかもしれません。
静脈が膨らんで、皮膚の表面にボコボコと血管の跡が浮き出てきます。

でもそれがあろうことか、陰部に出現するとは!

そんな話は聞いたことないし、人にも確認しにくい場所ですし、本当にショッキングでした。

 

さて、この陰部静脈瘤の症状について、あくまで私の場合になりますがお伝えします。
見た目の衝撃もさることながら、日常生活への影響もとても大きかったです。

立っていると腫れた部分が痛くなり、続いて足が痛くなり、痺れてくる…
これが妊娠週数が進むにつれてひどくなり、妊娠後期には立って数分で痛みが出てくる始末。

主に立ち仕事だったのですが、頻回に座って休まないと仕事が続けられませんでした。
9時に始業し、10時にはもう「痛い」で頭がいっぱいだったのを覚えています。

痛いだけで、他に症状はありません。が、とにかく痛い!

 

この痛みの質は形容しがたいのですが、大まかに分けると3種類。

つわりと一緒で、おそらく人によって腫れや症状の程度に差はあると思います。

 

次に気になる治療法や対策について。
静脈瘤はぱっと見やエコーではわからないので、健診の際に自分から先生に症状を相談しました。
そして内診室で確認してもらいました。

どうやら私は酷い部類だったようです。

その後、診察室で私は一度絶望します。

こんなに辛いのに、なんと治療の術はないというのです!

 

先生からはいくつか対処法を教えていただきました。

正直上の子がいたり、仕事をしていると、休みたくても休めないことも多くあり、ひたすら耐えるというのが現実でした。

また、弾性ストッキングは陰部まで圧迫できるタイプはなかなかないので、その部位自体を圧迫することは難しいと思います。ただ、妊娠週数が進むとともに、陰部だけでなくお尻や太ももにまで拡大していったので、拡大予防で履いていました。

他に生活していて気づいたことは、腫れている部分を押さえて圧迫しながら歩いたり、痛くない方の足に体重を移すなどすると多少楽になりました。

 

結局臨月まで耐え抜き、もともと帝王切開だったので出産時のトラブルもなく無事出産。

出産後、歩けるようになったら速攻トイレで確認しましたが、本当に嘘みたいに萎んで消えていましたよ!!

産めば治る!痛みは永遠ではない!
希望をお伝えできるとするならこの2つです。

 

産後は、生理の時に腫れていたところの重だるさを感じることがありますが、痛みはありません。
3人目を妊娠した時は妊娠4ヶ月で再発し、再び痛みと闘う妊婦生活へ。
でもこれまた産んだら萎んで痛みは消えました!

以上が私の体験談です。
どなたかの参考になれば幸いです。

日々痛みとの戦いかと思いますが、経験者として応援しています!

 

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著者:あい
年齢:アラフォー
子どもの年齢:6歳、3歳、0歳

ゆるくポジティブがモットーの3児ママ。等身大の3人育児を発信するインスタグラムは、白目を剥く日々に共感してくれる戦友がたくさん集まっています♪

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