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妊娠中のおっぱいマッサージする?しない? 母乳で2人育てて実感したことは… by すずか

こんにちは。一年生の息子と2歳の娘を育てているすずかと申します。

初めて長男である息子を妊娠して4ヶ月経ったころ、ふと胸を見下ろして思いました。

 

身体が変化し、胸が大きくなっていたのです。

私の普段の胸は大きくもなく、小さくもないサイズ。密かに大きな胸に憧れていたので嬉しくなりました。

インターネットで『妊娠中 おっぱい』で検索すると記事の中に『乳頭マッサージ』や『おっぱいマッサージ』などという言葉がでてきます。

しかし乳頭が敏感になり、触れると痛かったのでそっとしておくことにしました。

 

時が流れ、胸はどんどん大きくなり自分史上最大に!

この頃になると、大きな胸への憧れはすっかりと落ち着きました。胸の下に汗疹ができるし、胸が重くなり動きが制限されるのです。「わー胸が大きくなって嬉しい!」なんて言っていられる状態ではなくなりました。

 

そんな最中、息子を無事出産!

翌日から授乳が始まり、すごい力でおっぱいを吸われます。

新生児の吸う力の強いこと強いこと。

ふにゃふにゃで小さく、可愛い声で泣く姿からは想像もできない吸引力です。刺激に慣れていない私のおっぱいは一瞬でボロボロになりました。

綿100%のお肌に優しいはずの授乳ブラが、乳頭に触れるとヒリリと痛みが走ります。クリームを塗ってラップをして保湿をしても、あっという間に次の授乳時間となり、傷が治る暇がありません。

ヒリヒリヒリヒリ。授乳がこんなに痛いなんて!

授乳は可愛い我が子との愛しい時間でもあり、乳頭の痛みとの戦いの時間でもありました。

 

1ヶ月程経つ頃には吸われることに慣れて傷も治りましたが、当時の痛みは今でも忘れられません。

1人目の妊娠出産は何もかもが初めて。乳頭が切れるなんて想像すらしていませんでした。そして切れた後の痛みも。

乳頭が切れる可能性が高いから、マッサージをしておいた方がいいよともっと直接的にそして大々的に周知して欲しかった…。

 

そんな経験をしたため、2人目の娘の妊娠中は乳頭マッサージに勤しみました。

おっぱいが敏感になっているのでシャワーの水流でごまかしながら、はじめはそっと、慣れてきたら力を入れて。

1人目の息子の時の痛みを思い出し、必死にマッサージを行いました。

そして時は流れ、無事に2人目の娘も出産。

やりました! 頑張ってマッサージした甲斐がありました!!

ヒリヒリはするものの、息子の時の痛みに比べれば屁でもありません。

2人目ということもあり、咥えさせ方が上手くなったのもあると思いますが、乳頭が切れることなく授乳を乗り切ることができました。

 

胸が大きくなって浮かれていた当時は、授乳がこんなに大変だとは思っていませんでした。

新生児期のお母さんは、出産を終えてヘロヘロなのに、頻回授乳による寝不足で体力が低下していきます。

さらに一人目の出産は、右も左も分からない中、小さな命を守るために手探りで自分達にとっての正解を探し続けなけれはまなりません。肉体的にも精神的にも極限の状態となります。一日10回以上になることもある授乳の度に、乳頭に痛みが走るとそれだけで精神がどんどん削られていきます。

絶対に切れないとは言い切れませんが、やらないよりはダメージが半減されるはず。

現在妊娠中のみなさん、産後の乳頭を守るためにおっぱいマッサージをおすすめします。 (おっぱいマッサージは妊婦さんの体調によっては推奨されません。不安な方は必ず先生に相談して下さい)

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著者:すずか

おしゃべり息子のおかげで賑やかな日々を過ごしていたのですが、娘が産まれてさらに賑やかになりました。 インスタでゆるゆると子育て絵日記を描いています。

インスタグラム:@suzuqua

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