ママ友と妊娠中の思い出話をしている中でつわりの話になったのですが、
Aさんがすごい体験談を聞かせてくれました。
Aさんはなんと…
産むまでずっとつわりが続いていたそうです。
つわりと聞くと、安定期になると落ち着くイメージですよね。私はつわりが無かったと言えるくらい軽かったのですが、周りでつわりの話を聞くとやはり安定期になると落ち着いたという話ばかり。
なのでAさんの「産むまでつわり」というのはどれほど大変だったのか詳しく教えてもらいました。
Aさんはつわりが始まったことで妊娠に気づいたこともあり、最初につわりの症状がでたときには「これはもしかして!」と喜んだそうです。
しかも、Aさんのつわりの症状が誰もがイメージするような、吐き気を催してトイレに駆け込むというものだったので、まだ体調にも精神的にも余裕があったAさんは「これが噂の!」なんて、ドラマや漫画で見たことのある光景に感動すらしていたという。
が、次第に奪われていく体力に重くなっていく症状。3ヶ月に入った頃には最初の感動は消え去り、ただただ安定期に入ってつわりが終わることを願う日々。
そしてやっとの思いで向かえた安定期。
いつまでも続く吐き気。
安定期をとっくに過ぎて六ヶ月になってもずっと気持ち悪い。
この頃には、先生や自分の母親から「これはもう産むまで(つわりが)終わらないかもしれない」と言われていて、その言葉は信じたくなかったけれど自分でも周りの一般的なつわりとは違うことは嫌というほどわかっていた。
吐く回数はかなり減ったけれど、それでも吐き気は止まらず一日中具合の悪い日々。
そして体調よりもこの頃は精神的な負担が限界を迎えていて、もう妊娠をやめたいと泣き続ける毎日。
いくらスマホで調べても、つわりを止める方法は見つからないし、出産予定日まではまだまだ日にちがある。
「今だから言えるけど、あの頃はつわりが終わって欲しいとしか考えられなくて、早産でも何でも良いから産ませてくれって検診のときに先生に泣きついたこともある」
もう一生この気持ち悪さが続くんじゃないかとすら思っていたから、産んだら本当につわりがなくなったことに感動して、産後の痛みなんて全然覚えてないのと、Aさんは笑っていました。
最後にAさんに、同じような人へのアドバイスを聞くと
Aさん自身が、つわりが重いことを“何がいけなかったんだろう”と、自分のこれまでの食生活や運動不足などのせいなのではないかとずっと責めてしまっていたそうです。
でも、妊婦さんのせいでは絶対にないし、じゃあ何がいけないかなんて考えていても答えはなくて、ただただ気持ちが沈むだけ。
だから自分を責めることはしないで、その代わりに少しでも楽になれる体勢や口に入れられる物を探そう!とのことでした。
そして
Aさん自身が当時の自分に一番言いたい言葉がこれだそうです。
「ゴールはあるからね!!!」
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:チカ母
年齢:30歳
子どもの年齢:7歳
2014年6月に娘・チカを出産。同年8月より育児絵日記ブログ「抱っこだ立つんだ揺れるんだ」を開始。抱っこが大好きな娘のお陰で、腕だけやたらとたくましいお母さんです。
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