こんにちは。3児の母あいです。
今回は、珍しいケースかもしれませんが、帝王切開での立ち会い出産の体験談を書きたいと思います!
私は1人目妊娠時から、立ち会い出産を希望していました。
夫はけっこう他人事で、それに苛立ちを覚えたりもしましたが...
結局逆子が治らず帝王切開になったため、その希望は叶いませんでした。
帝王切開という出産方法に後悔はありません。
でも「出産の瞬間を夫婦で迎える」という憧れは残ったままとなりました。
そんな私に、思ってもみないチャンスが訪れたのは2人目妊娠の時。
里帰りの関係で、1人目とは別の個人病院で出産することになりました。
ある時、帝王切開でも立ち会い出産が可能だと判明。
願ってもないチャンス!
夫は1人目同様、「どちらでも」という態度だったのですが、私の心は決まっていました。
帝王切開当日。 私たちの場合、事前研修や当日の持ち物などは特になく、当日病室に集合でOKでした。 手術室へは私が先に入室。事前の様々な処置が終わった頃、夫は医療スタッフの方と同じ格好で入室してきました。
普段からポーカーフェイスな夫が何を思ってるのか...表情からは読み取れませんでしたが、緊張しているように見えました。ちなみに夫の立ち位置はここでした。
足側じゃなくてよかったです。笑
手術中、私自身は青いカーテンに阻まれて、実際にお腹から取り出される場面は全く見えません。1人目の時は、産まれる瞬間にお腹をグッと押される圧だけは感じることができ、それが唯一自分でわかる「産まれる」という手応えでした。
しかし立ち会いでは、夫の立ち位置からは全てが丸見え!
夫の言葉にならない声で、なんとなく進行状況がわかりました。
そして1人目同様、お腹にグッと圧がかかり
産まれた瞬間から元気に泣いている娘が、カーテン越しに見えました。おくるみに包まれ、娘は夫のもとへ。
バースプラン、「夫に生まれたての我が子を抱っこさせてあげてほしい」と書いていたんです。 それは夫が希望していたわけではなく、私の勝手な希望。
ですが、小さな小さな命が手元にやってきた瞬間。 夫、号泣。
号泣していました。 私がそれまで見た旦那の中で、ぶっちぎりの号泣でした。 後に夫はこの日を振り返り 「泣こうと思っていないのにあんなに涙が出たのは人生で初めてだった」 と言っています。
そして夫は、ありがとう、ありがとうとだけとにかく繰り返していました。
もともと気の利いたことは言えない夫。 感動と涙で、ありがとうの5文字すら精一杯。でもいろんな気持ちを集約して、心から出た言葉だということが伝わってきて ああ、この人と結婚してよかった この人と家族でよかった と、心から思いました。
まさかできるとは思っていなかった立ち会い出産を経験できたこと。
夫の心からのありがとうが聞けたこと。
一生記憶に残る最高の出産だったと今でも思っています。
夫があんまり号泣するので、私は泣けなかったんですけどね笑。
あんなに立ち会いに興味がなさそうだった夫ですが、今ではことあるごとに娘に出産の話をしています。笑
きっと夫の中にも、忘れられない体験として残っていることでしょう。
ここ数年は感染対策上、分娩方法に限らず多くの病院で立ち会い出産は制限がかかっていたと思います。帝王切開はそもそもそれ以前から、立ち会い不可の病院も多いのではないでしょうか。立ち会い出産...こと帝王切開に関しては希望しても叶うとは限りませんが、もし選択肢があるならぜひ前向きに考えてほしいなと思います。
きっと、夫婦の絆、家族の絆が深まる体験になると思います!
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:愛田あい
年齢:アラフォー
子どもの年齢:6歳、3歳、0歳
ゆるくポジティブがモットーの3児ママ。等身大の3人育児を発信するインスタグラムは、白目を剥く日々に共感してくれる戦友がたくさん集まっています♪
Instagram:@ai_oekaki_mama
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