こんにちは!けろまいまいこです。
今回は、第二子&第三子の双子を「超緊急帝王切開」で出産した時のお話です。
私が通っていた病院は、双子の出産は原則帝王切開と決まっていました。
胎児の成長や母体の健康を考えて、なるべく長く赤ちゃんをお腹の中に入れておき、だいたい36週をめどにお産をしようという「予定帝王切開」でした。
第一子は自然に陣痛を待っての経膣分娩だったので、出産の日が前もって決まっているなんて不思議な気分…。
お腹を切るのはちょっと怖いけど、双子の赤ちゃんに会えるのを楽しみに待っていました。
しかし34週のある日、血液検査の結果が思わしくなかったため
「このまま妊娠を継続すると母体に悪影響が出るので、今夜にでも手術で出しましょう」
と先生が即決。
その日に予定されている手術がすべて終わり次第、私の帝王切開を始めるということで夜まで待機となりました。
「急展開だな…」
と思いながら、ベッドの上で待機すること数時間…。
…何かおかしい。
なんだかおなかが痛いような…あれ、どんどん痛くなってくる…断続的に強くなるこの痛み、これは…!
なんと、このタイミングで陣痛が始まってしまったのです。
脂汗をしたたらせながら助産師さんを呼んで痛みを訴えると
「あらー!もう子宮口がだいぶ開いちゃってるね!緊急でお願いします!」
と手術室が空き次第、緊急帝王切開をすることになりました。
すると、私の体になにやら検査の機械を取り付けていた看護師さんが口を開きます。
「2番ちゃん(双子の胎児のうち妹)の心拍が落ちてきてます!このままベッドごと運びます!」
?????
まさかの展開に私はパニックになりましたが、なすすべもなくただ痛みに耐えながら周りの看護師さんや助産師さんに運ばれ、持ち上げられ、手術台の上に。
その後はあっという間に麻酔を打たれお腹にメスが入り、2人の赤ちゃんが出てきたと思ったらすぐにNICUに運ばれて行きました。
なんとも凄まじいスピード感でした。
手術が終わった後に看護師さんから「赤ちゃんの心拍が下がってきてたので、緊急帝王切開よりも緊急の『超緊急帝王切開』になったんだよ。ホントに一刻の猶予もない時に超緊急になるんだよ」と教えてもらいました。
ほんの数時間前まで「手術日はいつになるのかな〜」なんて呑気に構えていたのに、もう手術が終わって双子が誕生しているなんて…。
本当にお産って何があるかわからないんだと、改めて驚きました。
心拍が落ちていた「2番ちゃん」はいざ産まれてみると、心拍にもその他にも特に異常はなく、2人とも早産による低体重以外はなんの問題もなく元気な赤ちゃんでした。
結果的に無事に産まれてきてくれたのは、現場のみなさんが適切な判断をして最善を尽くしてくださったからだと思います。
まさにお産は奇跡の積み重ね。出産現場に関わる全ての方々に感謝&大感謝です。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:けろまいまいこ
年齢:30代
子どもの年齢:5歳、2歳(双子)
毎日をなんとなく適当に生きている主婦。趣味はごろごろすることと絵を描くこと。苦手なものは料理と掃除。
Instagram:@pamskii3
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