帝王切開は産んだ後が痛いって本当？一体いつがピーク？いつまで続く？　by 愛田あい

こんにちは。
3回帝王切開を経験している３児ママのあいです。

よく、「経膣分娩は産む前が痛い、帝王切開は産んだ後が痛い」という言葉を聞きますよね。

私は経膣分娩の経験がないので比較することはできませんが、帝王切開は産んだ後が辛いのは事実です...。

さて、この痛み。一体いつがピークなのか？いつまで続くのか？気になりますよね。
一個人の体験談になりますが、3回の予定帝王切開を経験して感じたことをお伝えします。参考になれば幸いです。

予定帝王切開は、手術日を生産期より早めに設定して出産するケースがほとんどかと思います。そのため陣痛の痛みは経験せずに出産することが多く、術中は麻酔によって痛みなく出産が終わります。

痛みの本番は、手術が終わってから！
術後数時間が経過すると、麻酔が切れて少しずつ痛みを感じ始めます。私は午後（14時～16時頃）の手術しか経験がないのですが、夜になると麻酔が切れて足が少し動かせるようになったり、手術の影響なのか悪寒や発熱が出てきたりと体調に変化が出てきました。痛み止めの程度にもよりますが、ただ仰向けに寝ているだけならまだ耐えらえる程度の痛みです。夜間は起き上がったりする機会もないのでそこまで辛くはなかったです。
ただし、術後は数時間毎に体の向きを変える必要があります。ずっと同じ姿勢で寝ていると褥瘡（床ずれ）のリスクがあるためです。この時、わずかに右側あるいは左側を向くだけでも、人って腹筋を使うんですね。麻酔が切れるのに比例して、腹筋を使う時の痛みは増していきます... 。

個人的にピークがやってくるのは、手術翌日の朝です！！！！看護師さんがやってきて、起きたり立ったりトイレまで歩いたりするように言われます。

手術してなければごく当たり前のことなのですが、この「当たり前のこと」はどれも腹筋の力が必要なんですね。

間違いなくこのタイミングが私のピークでした。3回手術しましたけど、3回とも！痛み止めを飲めばマシにはなりますが、ゼロにはなりません。起き上がるたび、立つたび、歩くたび、咳をするたび、笑うたび、痛い！ ...という状態が数日続きます。

でもここで痛みに負けず頑張れば、ピークを抜ける時がやってきます。術後6～7日目くらいでしょうか。まだ痛みは残っているし傷もとじていないので、健常時と同じように体を動かすことはできませんが、それでも回復していると感じたのがこの頃です。例えば体を丸めてゾンビのようにしか歩けなかったのが、少し人間らしい姿勢に戻ったり。笑

痛みはあるけれど、いちいち叫ばなくても立ち座りできるようになったり。

赤ちゃんを抱き上げて授乳させるときも、この頃はだいぶ楽にできるようになりました。

痛み止めはまだまだ手放せませんでしたがね。そんなこんなで退院する頃には、かなり普通に日常生活は送れるようになりました。ピークは入院前半で過ぎ去るとはいえ、退院したからもう元気バリバリ動けます！という状態では決してありません。傷は生々しく、痛み止めも処方してもらって退院しました。術後1ヶ月の健診の時までは、なんだかんだで痛みや傷の具合を気にしながらの生活でした。傷が完全に閉じた後も、痒みやつっぱるような痛みがたまにありましたが、私は日常生活には支障のないレベルでした。やはりピークは手術翌日からの数日間。そして入院中にピークはすぎるというのが私の体験から導きだした結論になります！