こんにちは。3歳の娘を育てるライター&イラストレーターのなつめももこです。
妊娠すると「お腹の張りに気をつけて」といわれることが増えませんか?
しかし「お腹の張りには注意」といわれても「そもそもお腹の張りってなに?」
「張ったときはどうしたらいいの」と困ってしまいますよね。実際にお腹の張りに危機感があり、病院にかけこんだわたしのエピソードをお伝えします。
妊娠11週頃の妊娠初期のこと。
わたしは仕事中にお腹の張りを感じました。といっても「お腹が張ってる!」と実感したというよりも「おそらくこれがお腹の張りだろう…」という感覚です。
お腹の張りの感覚は人それぞれですし、どれが危険な張りでどれが心配のない張りなのかは自分で判断ができません。
「なんだかお腹が張っているし、痛みもある」と思ったわたしは、翌日午前中に有給をとり、産婦人科で受診することにしました。
急な有給は会社の人に迷惑がかかるかも、と思いつつも最優先すべきはお腹の赤ちゃん。「診察が終わり次第出社します」と連絡して朝一番の診察予約を取ったのです。
診察を受けると異常なし。医師からは「子宮が大きくなるから、引っ張られている痛みでしょうね」と伝えられました。
わたしは「お腹の張り」と思っていたけれど、実際はお腹の張り(子宮収縮)ではなく、子宮を支えている靭帯の痛みだったようです。
「痛みがある…どうしよう」と不安でいっぱいだったわたしは一安心。初めての妊娠はわからないことだらけ。ほっとして病院をあとにしたことを覚えています。
「切迫流産なので、安静にして過ごすこと」と医師から伝えられたのです。
「お腹の張り」「お腹の痛み」の感覚は人それぞれですし、同じわたしという人間でもそのときそのときにより張りや痛みの原因が異なります。
最初は確かに「靭帯がひっぱられる痛み」だったのでしょうけれど、いつの間にか「子宮収縮」に変わっていたのです。
わたしがその変化に気づけることはなく、わかったときには、もうすでに絶対安静の「切迫流産」になってしまいました。
インターネットを検索すると「お腹の張り」の症状についてさまざまな情報を調べられます。しかし、自分にどの情報があてはまるのかは確実にわかりません。
そしてかかりつけの産婦人科の医師から伝えられる情報も「現時点」でのこと。いまは「靭帯の痛み」でも、数週間経つとわたしのように子宮収縮からくる「お腹の張り」に変わってしまうかもしれません。
「おかしいな」と思ったら安静に過ごして、かかりつけの産婦人科に相談することを強くおすすめします。張りや痛みなどの症状は妊婦さん自身にしかわかりません。そして張りや痛みの原因は診察してみなければわかりません。
「まぁ大丈夫かな」と思わず、ぜひ医師に相談してみてくださいね。
切迫流産、そして切迫早産と診断されたわたしですが、張り止めの薬を飲んだり安静に過ごしたりすることで、妊娠10か月目そして出産予定日を越えてから出産できました。
お腹の張りを感じるときは不安でいっぱいですが、一番安心できる行動をとってみてくださいね。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:なつめももこ
年齢:アラフォー
子どもの年齢:3歳
滋賀県在住のライター&イラストレーター、管理栄養士。人間関係に悩んでいた正社員時代に「負の空気を背負ったまま娘と接するのはよくない!」と思い、退職してフリーランスに。Twitterやインスタで、日々の子育てや出産時のことなどを発信中。
Twitter:@natsume_momoko
Instagram:@natsumemomoko
ブログ:なつももblog
※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。