いつもの方もはじめましての方も、こんにちは。”えん”と申します。
現在2歳の娘を育児中。今回は妊娠7ヶ月の頃に行った温泉旅行のお話です。
初めての妊娠は、出産後の生活が楽しみでもありましたが同じくらい不安もあり…赤ちゃんが生まれたら、気軽に出かけられなくなるんだろうなぁ…と思っていました。
産後は生活が一変するだろうから「出産までの残りの時間を楽しまないと!」 と、つわりが落ち着き体調が良くなってからは夫といろんなところへ出かけました。
観劇や美術館、動物園や水族館、コース料理や焼肉、ホテルのバイキングなどなど。
中でも思い出に残っているのは温泉旅行。
妊娠中期に入った頃、「マタ旅」という言葉を知りました。「マタニティ旅行」。
その名の通り、妊娠中の旅行や遠出のことらしい。
調べると旅行の楽しそうなプランも出てくるけれど「旅行中にもし何かあったら」と、手放しでおすすめできるものでもなさそうな感じ。
妊娠中はいつも以上に心配性になるもの。
でも夫と2人での旅行は、これを逃せばあと何年もできないだろうな…と思うと、やっぱり行ってみたくなり計画を立てることに。
場所は遠すぎないこと。
旅行中は予定を詰め込み過ぎず、無理せずゆったり過ごすこと。
それらを意識しながら立てた計画は…
片道1時間半〜2時間くらいで行ける部屋食付きの温泉宿で一泊して食事と温泉を楽しむ!! というもの。
周辺には観光スポットもあり、一応下調べはするけど旅行の目的は食事と温泉なので、それさえ達成できれば良い!!と、ゆるいスケジュールにしました。
温泉宿には予約の際に「妊娠中であること、食事は生物やアルコールを避けたいこと」などを伝えると快く応じてくださり、部屋食に出る予定だったお刺身は煮魚になり、ミディアムレアで出る予定だったお肉はしっかり焼いていただけることに!
そしていよいよ当日、電車やレンタカーを乗り継いで宿に到着。
貸し切り風呂を予約して露天風呂や内湯を堪能!
ちなみにこの露天風呂、海が臨めるようになっているのですが、少し顔を出せば海のそばを歩く人が見える感じだったので(こっちから見えるということはあっちからも見える)、少しソワソワしながら入浴。
そんな予想外のこともありながらでも死角にいれば問題なかったのでゆ〜っくりお風呂を堪能しました。
と言っても熱いお湯に長時間浸かると赤ちゃんにも良くないようなので、お風呂の淵に座ったり、少しお湯に浸かったりを繰り返しました。
そして待ちに待った部屋食!!
夫と2人だけの空間で、贅沢な美味しい食事。出産前の至福な時間でした。
幸いにも大きなトラブルも体調不良もなく、観光スポットを巡る余裕もあり、楽しい時間を過ごしました。
…2人だけの旅行、とその時は思っていたけれど、いざ出産して毎日子どもに接していると、「この子がお腹にいたんだよなぁ…」と不思議な感覚になります。
妊娠中はまだまだ子どものことを具現化できていませんでしたが、「あの旅行は2人だけじゃなくて、すでに3人での旅行だったんだよな」と、ときどき懐かしく思い出すのでした。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
妊娠時期別記事
著者:えん
年齢:30代
子どもの年齢:娘1歳
30代凡人。過去の話や現在の日常をイラストで描いています。夫・ハト氏と、娘・ぽっぽちゃん(2022年2月誕生)の3人暮らし。
Instagram:@tamago_en
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