いつもの方もはじめましての方も、こんにちは。
“えん”と申します。現在2歳の娘を育児中。
今回は出産方法を決めた時のお話です。
最近はよく耳にするようになった「無痛分娩」。
賛否もあるようですが、私は「痛みが軽減できるなら絶対にそっちの方がいい!!」と、妊娠初期から迷わず無痛分娩を選択していました。
私が通っていた産院では無痛分娩が人気があり予約がすぐに埋まってしまうので、希望者は妊娠10〜13週くらいでの予約を勧められました。
院長先生から無痛分娩は「幸せへの近道」との説明も受け、やはりとても魅力に感じ早々に予約。
その後は聞いていた通りすぐに予約は満員になっているようでした。
何の躊躇いもなく決めた無痛分娩。
だったのですが…。
妊娠30週頃に、産院から出産後の入院や費用についての詳しい説明を受けました。
その中で「無痛分娩/10万円〜」の項目を見て、もともと承知していた金額ですが「10万円かぁ〜…10万円あったら、あれもできるしこれも買えるなぁ…」となんとなくその金額について考えるようになり、ここへきて私のケチ根性が顔を出しはじめたのです!!
それから無痛分娩のことを自分なりにいろいろ調べ始めると、「まったく痛くないわけではない」「副反応やリスクを伴う可能性」などデメリットも目につき始めました。
「私、けっこう安易に無痛分娩を選択してしまったのかな…?」と思い始めました。
「うーん、本当に無痛分娩で良かったのかな??」と悩み、産院で先生にその気持ちを相談すると、助産師さんとお話する時間を設けてくださることに。
そこで助産師さんから、無痛分娩は確かにそのようなデメリットもあること、でも無痛分娩を選択して良い出産を終えた方もたくさんいる事などを教えていただきました。
また「無痛分娩でないと出産できない方もいるんです。パニック障害や持病があり、陣痛に対して不安が強い方など…」という話も聞き、「妊娠初期ですぐに無痛分娩の予約を取ったけど、もしかしたら本当に必要としている方の枠を取ってしまったのでは?」という気持ちもよぎりました。
でも、私も未知の事だから痛いのはもちろん怖い…。
モヤモヤと悩んでいる様子の私に助産師さんは…
と言ってくださり、「もう少しゆっくり考えてみてくださいね」と声をかけてくれました。
「痛くない方が絶対に良い!」と当たり前のように思っていましたが、まだまだ無痛分娩が普及していない日本ではお金もかかるし受けられる人数も限られデメリットもある。
その中で私は本当に無痛分娩がいいのか…!?そもそも初めての出産だからどれくらいの痛みなのかも分からないし…と思うようになり、その結果…
キャンセルした後は「後でめちゃくちゃ後悔するかも〜!!」とは思いましたが不思議とモヤモヤと感じていた不安はなくなり、「自然分娩で産むんだ…覚悟を決めよ!!」とスッキリした気持ちに。
そして、死ぬほど痛いんだろうなと思っていた陣痛・出産は思っていたよりは大丈夫で(驚!)、スピード安産で娘スルッと誕生!
私はたまたまそこまで強い痛みを感じる事なく安産でしたが(おそらく稀なタイプ…)、「本当に無痛分娩でよかった!」という体験談もたくさん聞くので、一か八かの選択だったのだと思います。
本当に出産は十人十色ですね。
ただ、どんな選択であれ助産師さんの「分娩に不安は持ち込まない!」という言葉は名言だな〜と今でも思います。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
妊娠時期別記事
著者:えん
年齢:30代
子どもの年齢:娘1歳
30代凡人。過去の話や現在の日常をイラストで描いています。夫・ハト氏と、娘・ぽっぽちゃん(2022年2月誕生)の3人暮らし。
Instagram:@tamago_en
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