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「もう少し早く…」複雑な心境で過ごしていた切迫早産の入院先での出会い by 冷え田やっこ

お疲れ様です、冷え田やっこです!

妊娠30週頃、突然の微量出血に見舞われ、切迫早産の診断を受け緊急入院となりました。

お腹の赤ちゃんの安全を第一に考えながらも、上の娘や家のことが気がかりで、複雑な心境で過ごしていました。

 

 

気兼ねなく家族とビデオ通話等ができるように個室を希望していましたが、産婦人科では出産間近の方が優先されるため叶わず、2人部屋で入院することに。

『全然知らない人と24時間生活空間を共にすることは、なかなかにストレスだろうな…』と憂鬱に思っていました。

 

同室の方とは最初、お互いに遠慮がちで、あいさつなど必要最小限の会話しかしませんでした。どんな人かわからないし、カーテン越しに聞こえる物音など、気にならないかな…とちょっと心配になりながら過ごしていましたが、ある時ちょっとしたきっかけで会話するように。

同じように長期入院を余儀なくされている境遇や、出産に対する不安など、共感できる部分が多く色々お話して意気投合することができました。

 

それからは、お互いの体調を気遣ったり、病院食の感想を言いあったり、ちょこちょこコミュニケーションを取るように。

コロナ禍で容易に家族の面会も叶わなかったので、長い入院生活の中で同室の方とおしゃべりするのがいい気分転換でした。病院についての愚痴等、医師や看護師には言いづらいちょっとした悩みも、同じ立場のお隣さんになら話せることもありました。

 

家族への連絡なども、一言断りを入れて病室でできるようになったし、コミュニケーションを取るようになったことで入院生活のストレスが和らいだなと感じます。同じ境遇の人が近くにいることで、『大変なのはわたしだけじゃない』と内心励まされ頑張れた部分もあり、はじめは同室の人がいることが気になっていましたが、後半はとてもありがたい存在でした。

退院前には連絡先を交換し、出産を終えてからもお互いの子どもの写真を送って近況報告し合うまでに仲良くなれました。


振り返ってみると、最初からもっとオープンに接していれば、さらに快適な入院生活が送れたかもしれないと思います。

切迫早産による入院は不安な日々でしたが、同室の方との出会いや交流を通じて、予期せぬ良い経験もできました。どんな場所でも人とのコミュニケーションの大事さを学べたできごとでした。

 

今振り返ってみると入院生活中は不安や制約の多かった日々ではありましたが、思いがけない出会いと成長の機会だったと感じています。

中には妊娠中のマイナートラブルで現在入院しながら読んでくださっている方もいるかと思いますが、身近な人とコミュニケーションをとって、ストレスを最小限に、少しでも快適に過ごせるように工夫しながら乗り切ることをおすすめします。

お読みくださり、ありがとうございます!

 

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著者:冷え田やっこ
年齢:30代
子どもの年齢:4歳、0歳

寝落ちばかりの30代メガネ主婦。2018年に娘を出産。育児絵日記をきっかけにSNSでエッセイ漫画等描きはじめました。タイムリーな妊娠記録も公開中。娘妊娠時は体重増加+17キロの記録保持。

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育児漫画・エッセイ漫画等アカウント @hieta_yakko

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Twitter:@hieta_yakko

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