第一子出産時、破水からの24時間後に陣痛始まるも、胎児の心拍低下で緊急帝王切開でした。
実際陣痛に苦しんだのは3時間程度だったのですが、それでも猛烈に痛くて、付き添いの夫の手を握りつぶしながら「いったああああああいいいい!!!」と叫んでました。
二人目の今回は、36wあたりからちょこちょこ痛むようになりつつも、「本陣痛はこんなもんじゃない!」という記憶から、「はいはい来ましたよ前駆陣痛~、しばし休みま~す」と、高らかに宣言して、上の子を夫に頼んで休んでいました。
この日も、そのつもりだったんです。
よく聞きましたもの、陣痛きたけどまだまだだからって、家に帰されたって話。
ちなみに第一子の時も、朝シャワーを浴びてたらなんかニオウ……と思って、まあ尿漏れかもね?そしたらすぐ帰ってくるわ~、なんて言いながら念のため病院に行ったら破水してました。
今回も、陣痛アプリで測ったら、1分くらいの痛みが10分間隔で、1時間くらい続いていました。
これはいよいよか……?でも、私の記憶の陣痛と比べると、1分くらいの痛みって、全然まだまだ。残りの9分は痛くないし。
でもでも、経産婦は進みが早いとも言うし……と、念のため病院に電話したら、念のため見せに来てください、と。
お正月休みで家族が家にいたので、「ちょっと行ってくるね~、何もなかったらすぐ帰ってくるね~」と、一人で出かけました。
家の前の大通りでタクシーを止めて、乗り込んで、時々痛くはなるけど、特に何もなく病院へ到着。
お正月で外来はやってないので、救急の入り口から車椅子に乗せられて産科まで運ばれました。
「いや~、お正月なのにすみません」
「いえいえ、うださんこそお正月なのに大変でしたね~」
「それが、お正月だから家族がいたので逆に助かりましたよ~、明日だったら上の子連れてこなきゃでしたから(笑)」
などと談笑しながら、産科の診察室でモニターをつけて、陣痛間隔を測り始めました。
しばらくすると、助産師さんの顔色が変わります。
「うださん、痛くないですか?」
「ええ、まあまあ痛いです」
「いや……もっと、痛いはずなんですけど……」
モニターに表示されてる陣痛の度合いが、結構高かったようでした。
ドクターが呼ばれて、診察を受けました。
「これ……もう3分間隔になってますね」
「え」
「子宮口も開いてますね」
「ええっ」
「うださんは前回帝王切開ですから、このままだと子宮破裂のリスクがあります。すぐに手術をしましょう。ご家族呼べますか?」
「ええええええええっ」
急な展開に頭がついていかないまま、助産師さんに頼んで、私の荷物の中から、iPhoneを取ってもらい、夫に電話をかけるなど。
陣痛アプリで記録を始めたのが、朝9時ごろ。病院に電話したのが、10時過ぎ。病院に到着したのが、10時半。11時に、手術決定。
第二子出産は、猛スピードで進行したのでした……!!(ブッ、ピッ、ブッ、ピッ←時計の音)
>>>次回のエピソード:同じ病院なのに、出産時期の違いで地獄から天国へ。お正月出産のススメ
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:うだひろえ
年齢:アラフォー
子どもの年齢:4歳と2歳
マンガ家/イラストレーター。愛知県生まれ。2008年『夢追い夫婦』(KADOKAWA)でコミックエッセイデビュー。『誰も教えてくれないお金の話』(サンクチュアリ出版/監修:泉正人)が30万部を超えるベストセラーに。4歳男児&2歳女児の子育てに奔走する生活を、ツイッターやブログで垂れ 流し中。
website:http://umeyon.net
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