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母半泣きで途中退出したリトミックの体験会。落ち着きなく走り回っていた息子だったけれど… by ユーラシア

こんにちは、ユーラシアです。
息子が1歳11ヶ月の頃。よく利用している児童館で、リトミック体験のイベントがありました。 


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息子はピアノの音も先生の声もガン無視。
同じ月齢の子達は指示通りに動いているのに、息子はお構いなしでひたすら走り続けていました。これには先生も苦笑いで、私は走り回る息子を追いかけるばかりでちっとも楽しくないし、 周囲の人に迷惑をかけているようで居たたまれなくなってしまい、途中で抜けることに。
帰り道、無性に悲しくなって涙が出ました。

「きっと楽しんでくれるはず」という期待が思いっきり裏切られてしまったことや、"ちゃんと出来る親子"に対する劣等感、今後への不安などが涙の理由だったと思います。
いずれも私の勝手な気持ちで、別に息子は悪くないということは分かっていたから、こんなことで悲しくなってしまう自分はなんて酷い親だろう、と自分を責める気持ちも加わって、もう何が何やら、とにかく泣けました。

 

1歳台の子が親の思い通りに動かないなんて当然で、全然変なことじゃないのに、その直前に言語聴覚士さんから落ち着きのなさを指摘されていたこともあって思考はどんどんネガティブに。
「この子は落ち着いていられない子なんだ、これからもずっとこうなのかもしれない」と、必要以上に深刻に捉えてしまいました。他の子と比べて劣っているように感じるという、親として一番アチャーって感じのやつになってたと思います。

 

そして息子は児童館の手遊びタイムや紙芝居の時間も走り回るように。
もう恥ずかしいし居心地悪いし、児童館に行くのはやめようかと悩みました。でも息子は(先生の指示を無視して走り回ってはいるものの)集まり自体は楽しんでいるようだったし、 参加メンバーや先生方も温かく見守ってくれていたので、私が周囲の目を気にしすぎるのもどうなのかと考え、気が重いながらも通い続けることにしました。
そのうち大人しくなってくれれば何よりだし、もしならないとしても、 それを私が受け入れるための、あるいは対策を練るいい機会になるとも思って。
(もちろん、気が重いから行くのやめる!という判断も全く間違ってないと思います。本来児童館は悩んでまで通うようなところではないでしょうし……)
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しばらくは「大人しく手遊びなどをする子供達を横目に、一人だけ走り回る息子」という相当キビしい状況が続きましたが、しつこく参加し続け、以前言語聴覚士さんから聞いたアドバイスを元に根気よく声かけなどを続けた結果、 次第に息子も先生の言葉に耳を傾けるようになってきました。

はっきり変化を感じたのは、2歳4ヶ月を過ぎた頃だと思います。3歳を目前にした今はグループ活動にも参加できています。たまに走り出したくてウズウズしているときもありますが……。

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私の忍耐が功を奏したのか、放っておいてもそのうち落ち着いたのかは分かりませんが(後者な気がする)、とりあえず児童館に通うのを止めないでよかった。長い目で見守ってきてよかったと思っています。
長い目って、たかだか数ヶ月なんですけどね! 息子まだ2歳だし。

 

しかし今回は「座っていられない」→「座っていられるようになった!」と目に見えて成長を感じられたわけですが、今後は私や息子の頑張りに関係なく、どうしても出来ないこと、やりたいと思えないことも色々と出てくるはず。そういうときにいちいち周りと比べて劣等感を持ったり大袈裟に悩んだりせず、 そのままを受け止められるよう、広い心と視野を持って育児したいとつくづく思ったのでした。
(妊娠してからずーーーーっとこう思ってるのになかなか実現できない、根っからのネガティブ&心配性なのでした……)

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著者:ユーラシア
年齢:30代
子どもの年齢:2歳

2015年4月に男児を出産。割とテキトーに育児しているオタクでナマケモノな専業主婦です。思いもよらなかった子供の可愛さ奥深さに驚く毎日の中、老後の楽しみにと育児に関する絵や文章をちまちま描いています。息子はいつも親指を吸っています。

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