夫と二人暮らしで、フルタイムで仕事をしていましたが、妊娠中に夫が遠方へ転勤になり、一人暮らしになりました。
職場と調整して、通常より早い28週で産休に入り、実家に里帰り。のんびりマタニティライフ楽しむぞ!と思った矢先、転院先の病院で健診を受けた際に、子宮頸管長が週数にしては短いね〜、と言われました。(元の病院では経腹エコーのみで、頸管長を測るのは初めてでした。)
「まぁ、産休中で無理することもないだろうから…」と、頓服の飲み薬の処方だけで家に帰してもらいましたが、特に安静指示もなかったので通常通り生活していました。
しかし、31週の健診でのこと。頸管長が一気に2cmを切り、入院することに。いったん家に帰り荷物を準備して、翌日から入院生活が始まりましたが、無情にも頸管長は9mmという短さになってしまいました。
入院してすぐ張り止めの点滴を入れ始めましたが、点滴を始めて2時間後くらいで、手の震えや動悸、火照りや発熱など、ありとあらゆる副作用が出現。
また、早産になるリスクが高かったため、赤ちゃんの肺の成長を促すステロイドを筋肉注射しました。これがとても痛い。
想像以上に激しい副作用で、入院初日の夜はほぼ一睡もできず、「これからどうなってしまうんだろう」「まだ31週なのに赤ちゃんが産まれてしまったらどうしよう」など、不安に押しつぶされそうになり、大部屋でほかの妊婦さんもいる中で声を押し殺して泣きました。
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私の場合、この副作用は1週間ほど続きました。
入院4日目には嘔吐してしまい、そこから3日くらいまともにご飯を食べれない日々。おかげで(?)入院前はオーバー気味だった体重も、適正範囲まで減りました。
診察、シャワー、トイレ以外はベッドに寝たきりの生活。それでも頸管長は長くなったり、短くなったりを繰り返し、結局1ヶ月経った今も悪化はしていないものの、一度短くなった頸管長が人並みに戻ることはありませんでした。
点滴との相性も悪く、血管炎にもなりました。毎日か、1日おきに差し替えをしたせいで、腕はボロボロになりました。
心身ともに、折れそうになった時もありました。時にはシャワーを浴びながら大泣きしたこともありました。そんな私の不安そうな表情を見てか、看護師さんや先生、お掃除のおばちゃんに至るまで、毎日声をかけてくださり、励ましてもらい、すっかり仲良くなりました(笑)
それでも、この入院生活のおかげで、もうすぐ正期産を迎えようとしています。
ようやく点滴の減量と退院の話が出て来ましたが、今までの「産まれないように」から、今度は「産まれるように」気持ちを切り替えるのが、なんだか不思議な気持ちです。
入院生活中、私は暇つぶしで編み物をしていました。生まれてくる我が子のことを想いながら編んだベビーシューズや帽子を、身につけた姿を想像しては、まもなく迎える出産の日に向けて、気持ちを切り替えていきたいと思います。
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著者:さらだ
初産にして、重度の切迫早産妊婦。単身赴任中の夫と別居生活をしています。
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