「妊娠中の第三子が男の子であることが判明しました。男の子が三人いる生活を想像すると不安しかありません…」
たまにこんな感じのメッセージをいただきますが、わかるわかる!とうなずきながら読んでいます。
「男の子二人育てるのも大変だったというのに、さらにここにもう一人男の子!
三男が生まれたらこの先どうなっちゃうの???」
私も三男妊娠中はこんなことばかり考えていたし、三兄弟の母なんて荷が重すぎる!と産む前から挫折しているようなところもありました。
けれど実際には三男が生まれたからといって突然三兄弟育児が始まるわけではなく、しばらくの間は「男の子二人+赤ちゃん育児」といった感じでした。
噂に聞く「三兄弟育児は大変」がいつくるのかドキドキしながらも、あれよあれよと月日は流れます。
三度目の男子育児は余裕しゃくしゃく。
どんな遊びが好きかもいたずらパターンもトイレトレーニングも要領がつかめているので三男育児はいつも一歩リードしている感じです。
心に余裕があるので、追われまくっていた長男次男の時とはうってかわって、怒ることがほとんどなく、常に心穏やか。
とくに男子のいたずらポイントは熟知しているので先回りして防御することができ、ヒヤヒヤすることもダメダメ言うこともなく大らかに見守ることができました。
男児いたずら例①穴があると何でも突っ込む→テープやカバーなどであらかじめふさいでおく
男児いたずら例②棒状のものを振り回すという危険行為に悦を感じる(発見されたが最後、取り上げるのに一苦労)→絶対に視界に入らない場所に保管
そして兄たちが使っていたオモチャはそっくりそのまま三男に、普段着はもちろんパジャマも水着もそのまま三男に譲り渡せるというのも、同性育児の最大のメリット。
長男と次男はとっくに卒業したオモチャでも、三男が使っていると「それオレたちも昔遊んでたなー」なんて言いながら三男に遊び方を教えてあげたりして、そんな姿が実に微笑ましいです。
それからこれは毎日感じていることですが、三兄弟が揃うと同じ遊びで盛り上がっていて本当に楽しそうなんです。
三人の組み合わせによって遊びの世界観が変わるのも面白くて、例えば長男と三男は戦いごっこで意気投合し、次男と三男はものづくりやお絵かきで意気投合します。
長男と次男は悩みを相談し合ったりして、まるで親友のような関係です。
盛り上がり過ぎてうるさかったり喧嘩がヒートアップしてうるさかったりとうるささに関しては本当に辟易していますが(笑)、そんな三兄弟を一喝するときの自分の肝っ玉母ちゃんっぷりに「まさか自分にこんな肝っ玉母ちゃんになる人生が待っていたとはなぁ〜」とつい笑ってしまいます。
三兄弟の母になってつくづく思うのは、「三兄弟育児は大変に面白い」ということ。
男の子が一家に三人いるという現象は、なかなか経験できるものではありません(笑)
一緒になってバカなことをして盛り上がって、涙が出るくらい大爆笑をすると、心の底から三兄弟の母ちゃんになって良かった〜と思うのです。
デメリットを挙げたらキリがないと噂されることもある三兄弟育児ではありますが(メリットも同じくらいありますから!笑)、これからもとことん楽しんでいきます!
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:マルサイ
年齢:39歳
子どもの年齢:9歳・7歳・4歳
9歳・7歳・4歳の三兄弟の母。趣味は昆虫観察と磯の生き物観察。三兄弟との日々をインスタグラムにで発信中。著書に『男子が3人います。』『主婦力ゼロからやってみた家事』(共に大和書房)など。
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