こんにちは! 現在4歳と2歳の子どもを育てている主婦みたんと申します。
過去に助産師として働いていたことがあります。現在は、インスタやブログで育児漫画を描いています。
今回は、私が1人目を出産したときのお話の4回目です。
予定日前日の夕方、昼寝から起きたら陣痛が! 散歩をしたりお風呂に入ったりしたらどんどん強くなっていった陣痛。
夜中2時ごろ、陣痛が15分間隔くらいになったときには鮮血のおしるしも少量みられるように…
しかし明け方になって病院にいくと、子宮口はまだ2㎝!
しかも陣痛が全くなくなってしまうという事態。 院長の診察次第でこのまま入院か退院か決めるということで、なんとか散歩などして診察待つも、陣痛は一向に復活する気配がなく…. 時刻は11時半。
ついに院長先生が診て下さるということで、内診室に呼ばれました。 このとき陣痛は相変わらず全くなし。 ただの「子宮口が2センチ開いてるだけの人」になってしまった私は、もう退院する気まんまんでいました。
その時です。
ずっと遠のいていた陣痛ですが、内診で子宮口を刺激されたためにお腹が張ってきたのです。それもかなりビックウェーブ。
すると何を思ったか院長…
え、何が起きた!? 突然の出来事に、頭の中は「!?」
一瞬思考停止した感じでした。
でも、すごく温かい液体が股間からジャバジャバ出て行くのを感じてすぐに「破水した」のだと分かりました。
そう、この院長先生。 内診中に偶然強い陣痛がきたのに合わせて、子宮口を指でぐわーっと拡大させたのです。
しかもついでに人工破水まで!!! いくらなんでも強引すぎる…!!!!!
助産師として働いていましたが、その病院ではここまで医療者が介入して進めていくことはなかったので、とても驚きました。
それに加えて最後のトドメにこの一言。
うぇええええええええええ!?
子宮口5センチ、完全破水(バッシャーーンと膜が大きく破れて破水すること)、羊水ダラダラ血ダラダラの状態。 絶対にこのまま待っていれば、自然に陣痛が強くなってくるはずです。
それを数時間待ってみて、それでも陣痛が起きなければそのとき促進剤を使う…でも遅くないのではないか?と私は思いました。
なので、思い切って先生に尋ねてみました。
そりゃあ早く産みたいです(笑)
でも、これから順調に進んでいく可能性がまだ全然あるのに、わざわざ陣痛促進剤の助けを借りなくても…と思いました。 (おそらく、早く産ませたいのは先生のほうだったのだと思います。病院にもよりますが、日勤帯のうちに仕事を終わらせたかったのでしょう)
陣痛促進剤は、必要なときには必要な薬です。でもリスクは少なからず伴います。
私は妊娠高血圧症候群でもないし、循環器系の病気は特に持っていません。
赤ちゃんも今のところとっても元気… しっかりバイタルサイン(血圧・脈拍)、陣痛の強さ(強すぎる陣痛になっていないか)、赤ちゃんの状態を確認してもらいながら使うのであれば….
結局、院長先生にガン押しされる形で、陣痛促進剤使用の承諾書にサインをしました。
促進剤にはさまざまなリスクが伴うとはいえ、助産師として働いていたとき、促進剤を使った多くの妊婦さんが特に問題なく出産を終えたのを見ていましたし、自分自身や現在の赤ちゃんの状態に、促進剤を使った時に異常が起きるようなリスク因子が特にないだろう(何があるかは使ってみるまでわかりませんが)と判断したため、承諾するに至ったような形です。
でも正直、促進剤は使いたくなかったです。 だって、必要ないと思ったから。
周りの助産師さんも「ちょっと使うの早いよね…助産師さん(私)だとそう思うよね」と言っていました。
でも個人病院はやはり院長の天下で、院長の方針がすべてなんだそうです…。
この産院を選んだのは、自宅から近かったということと、院長先生が新生児蘇生のスキルをしっかり持っていて、赤ちゃんが万が一のときに安心だと思ったからです。
まさかここまで人工的にお産を押し進められるとは…
私は決して「何がなんでも自然分娩がいい!」というタイプの派閥の助産師ではありませんでしたが、いくらなんでもこれはやり過ぎかな…と思いました。
でももう承諾書にサインしてしてしまいました(笑)
それでは次回!陣痛促進剤に初トライ♪です。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
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著者:みたん
年齢:30代
子どもの年齢:4歳、2歳
インスタグラム・ブログにて日々のいろいろをイラストで描いています。元看護師・助産師、今は専業主婦。子どもは2歳差の兄妹(KPくん、ツーちゃん)。夫は天然です。
ブログ:みたんぶろぐ
インスタグラム:@mitandays
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