こんにちは。 インスタで育児絵日記を描いている「みたん」と申します。
現在、4歳と3歳の子どもたちを育てている専業主婦です。
今回は、妊婦さんならおそらく多くの方が経験したであろう謎の通過儀礼「妊娠5ヶ月になったら戌の日に腹帯を持参して神社で安産祈願をする→その腹帯を巻く」というイベントについて、私の体験談をお話ししようと思います。
まず「戌の日(いぬのひ)」って何? 戌ってあの犬?なんで犬?なにが犬? って最初に聞いた時思いませんでしたか?(笑)
なぜ犬なのかというのは、犬は赤ちゃんを一度に多く産むのにお産が軽いから、それにあやかって安産祈願をするのだろうです。
「え、犬のお産も結構大変そうなのテレビとかで見るけど…」 と一瞬思いましたが、まあ昔からの言い伝え・慣わしなのでその辺は深く突っ込まないでおいて….
この一連の行事について初めて知ったのは、助産学生だったときのことでした。授業の一環として習ったのです。
まず第一に驚いたのが、その腹帯の長さです。
一昔前の妊婦さんは、これをみんな巻いていたというので(母も私を妊娠中に巻いていたらしい)、とても驚きです。
今の時代はもっと着脱しやすいガードルなどの製品が出てきて、昔ながらの腹帯を巻く人は少数派になりましたが、安産祈願の慣わしとして「腹帯を巻く」という行為だけは今現在も残っていて、多くの人が行なっているようです。
私も5ヶ月に入った時、戌の日がいつなのかをネットで確認して、安産祈願に行くことにしました。
選んだ神社は、安産祈願で有名なところで、自宅からは高速で30 分程度と割と離れていましたが、何しろ初産で気合いが入っていましたので(笑)はるばる頑張って行くことにしました。
両家の両親をつれて…
季節は秋で、とても過ごしやすい時期でした。
服装は私はフォーマルなワンピース(まだお腹がそれほど出ていなかったのでマタニティでないもの)、夫はスーツで行きました。他の参拝者の方々も、フォーマルスタイルの人が多かったです。
神社の中に入ってご祈祷を受けるための料金(初穂料)は、神社のホームページで事前に調べておいて、のし袋に入れて持参しました。
ご祈祷を受ける腹帯は、自身のものを持参してもよいとのことでしたが、神社でもオリジナルのものを販売しているとのことだったので、それを買うことにしました。
….. が、まあまあ結構なお値段でした。(5000円くらいだった気がします。つわりが終わってお腹も出てきて凄く嬉しい時期だったので、買っちゃいました)
購入した腹帯は膝の上に置いて、ご祈祷を受けました。
無事に両家揃って安産祈願も終わり、家に帰ったあと早速腹帯を巻くことにしました!
わっくわくで腹帯の包み紙を開けたところ….. 端っこにご利益がありそうな印が押されているだけで、助産学生時代に授業で見た、普通の「さらし」でした(そりゃそうだ)。
そして、肝心の腹帯の巻き方ですが、学生時代に散々練習したのにもう完全に忘れていました。(助産師時代に妊婦さんに腹帯を巻く機会は一切なかった) なので、YouTubeを見ながら巻きました。
せっかく巻いたので、ちょっとはこのまま付けておこうと思いましたが、まだ5ヶ月のお腹にはブカブカで(下手くそだったのもある)、トイレの時にもなんか気になるし、すぐに外してしまって、結局その日以降は巻きませんでした。
代わりに何かお腹を支えるものを巻かなければっ!と思い、赤ちゃん用品店でいろいろ買ってみたものの…私はお腹を締め付けられるのがどうも苦手なようで、どれもしっくり来ず… 結局、お腹には何も巻かずに、骨盤ベルトしか使いませんでした。
なので、2人目の妊娠時には、その骨盤ベルトを持参してご祈祷してもらいました!(笑)
こんな感じで、私は1人目の安産祈願の日にしか腹帯を巻きませんでした。
2人目のときなんてもう、腹帯じゃなくて骨盤ベルトに祈りを込めてました(笑)
でも友人の中には腹帯がすごく体に合って、出産まで着けていたという人も居るし、母も「腹帯なしなんて考えられない!それくらい巻くと楽だった」と言っていたので、「合う合わない」は人それぞれなのでしょう。
自分が付けていて1番「楽だ〜!」って思えるものを付ければいいんじゃないかなあと思います(何も付けないのがラクならもちろんそれもアリ)。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
妊娠時期別記事
著者:みたん
年齢:30代
子どもの年齢:4歳、3歳
インスタグラム・ブログにて日々のいろいろをイラストで描いています。元看護師・助産師、今は専業主婦。子どもは2歳差の兄妹(KPくん、ツーちゃん)。夫は天然です。
ブログ:みたんぶろぐ
インスタグラム:@mitandays
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