こんにちは。3歳の娘を育てるライター&イラストレーターのなつめももこです。
立ち仕事をしている方は妊娠したときに「仕事中、大丈夫かな」「立ち仕事を続けてもいいのだろうか」と悩んでしまいますよね。
わたしも妊娠中に、時間帯によっては立ち仕事をする業務を担当していました。産婦人科の先生にも相談した、わたしの経験をお伝えします。
立ち仕事は、妊娠中以外でも体の疲れを感じる仕事ですよね。妊娠中はさらに負担を感じることでしょう。わたしは職場の上司に相談して、立ち仕事の時間を少なくするようにお願いしました。
しかし…。立ち仕事がまったくゼロになるわけではありません。あるとき、立ち仕事中に「お腹の張り」を感じました。
といってもシフトや仕事内容を考慮してもらい、立ち仕事の時間を減らしてもらっている立場でもあり、これ以上「仕事内容を変えてほしい」とは言いづらい気持ちがありました。
「言いづらい…」と思うと「これくらいなら、大丈夫かな」と思ってしまうこと、ありますよね。
わたしはちょうどそのタイミングで産婦人科へ健診に行く機会があり、主治医から問診を受けました。仕事中に感じるお腹の張りについて相談すると「母性健康管理指導事項連絡カード(母健連絡カード)を書きましょうか?」と先生が提案してくださったのです。
「母性健康管理指導事項連絡カード(母健連絡カード)」とは、医師が事業主へ宛てて書く連絡カードのことです。女性労働者の状態を診断して働き方や休憩などの対応についてカードに書くことで、事業主へ正確な指示を伝えられます。
自分から「仕事の担当を変えてほしい」などとは言いづらいものですが、医師の診断を書類に書いてもらえることで「このような診断が出ました」と事業主に伝えやすくなるのです。
わたしもその場で母健連絡カードを書いてもらい、改めてそのときの状況を会社の上司に伝えました。母健連絡カードを書いてもらわなければ、きっと自己判断で「このくらいならがまんしよう」と考えて業務を続けていたと思います。
わたしのように「重いものを持つわけでもないし、ただ立って仕事しているだけだから」と、がまんしてしまう妊婦さんはきっといますよね。もちろん、出産ぎりぎりまで立ち仕事をしてもなんの問題もない妊婦さんもいるでしょう。
しかし、ひとの体はひとそれぞれであるように、妊娠期のからだの状態もひとそれぞれ。立ち仕事中に疲労感がある、お腹に張りがあるといった症状を感じたときは、かかりつけの産婦人科の先生に相談するようにしましょう。
自己判断はとても危険です。母性健康管理指導事項連絡カードは母子手帳にもついている「赤ちゃんと妊婦さんを守るためのカード」です。がんばりすぎる必要はありません。ひとりで悩む前に医師に相談して、体を守れるようにしてくださいね。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:なつめももこ
年齢:アラフォー
子どもの年齢:3歳
滋賀県在住のライター&イラストレーター、管理栄養士。人間関係に悩んでいた正社員時代に「負の空気を背負ったまま娘と接するのはよくない!」と思い、退職してフリーランスに。Twitterやインスタで、日々の子育てや出産時のことなどを発信中。
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