こんにちは。2年生のおしゃべり息子と2歳のおてんば娘に日々翻弄されているすずかと申します。
7年前、第一子である息子を産んだ後、少し後悔したことがありました。
妊娠中はお腹の中から出てくれば赤ちゃんと会えるのだから、中にいる時に写真を撮らなくてもいいや…などと思っていたのです。
しかしいざお腹から息子が出てしまうと、なんだかさみしい。
パンパンに張ったお腹をさする感覚、息子が内側からお腹をポコポコ蹴る感覚。
自分の身体なのに、自分だけの身体ではないという不思議で幸せな気持ち。
よっこらしょと大きくなったお腹を庇いながら過ごした日々。
記憶にはしっかり残っているのですが、そんな日々を形にして残しておけばよかったなと後悔しました。
時は流れて、第二子である娘を妊娠しました。
今度こそ念願のマタニティフォトを撮ろう!と奮起したものの、時はコロナ渦で自粛の嵐。
フォトスタジオに行くことはできません。
ならば、自分で撮るしかない!
早速インターネットでマタニティフォトを研究しました。
それからどんな写真にしたいのか考えます。
お腹の中の妹を毎日愛でてくれる息子との、ほっこりとしたあたたかい空気を写真にしたい。
白を背景にして、余白のあるナチュラルな雰囲気がいい。
お腹が大きくなり、赤ちゃんとの対面が待ちきれない気持ちになる臨月になったら撮ろう。
どんどん写真のイメージを膨らませていきました。
そして、もういつ産まれても大丈夫となった37週4日。
なんとなく「今日だ!」という気がして、撮影することにしました。
スタジオは太陽がふんわりと差し込む午前中の自宅リビング。
壁の前の物をどかして大きな白い背景を作ります。
日常を切り取った写真にしたいので普段着で。
でも主張しすぎないシンプルな色のもの。
息子を呼んで準備オッケー!
パパは仕事中だったのでセルフタイマーで撮影開始です。
抱きつくポーズ、お腹を覗き込むポーズなど、息子もノリノリで映ってくれました。
出来上がった写真は想像以上。
息子がお腹を大事にしてくれる様子も撮影でき、あたたかくナチュラルな雰囲気に仕上がりました。
念願のマタニティフォトが撮れた!
それも、愛する息子と一緒に!
息子も撮れた写真を見て笑顔をみせてくれて、とても楽しい時間となりました。
この日は午後から妊婦健診だったので、待ち時間を利用して写真に日付を入れたり色味を調節したりと写真撮影の余韻に浸って過ごしました。
妊娠糖尿病も落ち着いているし、お兄ちゃんになる息子とも穏やかな日々を過ごせている。
素敵なマタニティフォトも撮れたし、なんて順調なマタニティライフなんだろう。
ふと顔を見上げると、青い空が目に入ります。
あぁ、幸せだなぁ。
名前を呼ばれ、ふわふわな気分で診察室へ入りました。
このまま順調に出産までいけるはず…!
その直後、逆子が判明し、帝王切開するか逆子を直す外回転術を受けるか今すぐ回答して下さいと言われ、外回転術のためにバタバタと入院することになるなんて思いませんでした。
何があるかわからないのが人生。
それはマタニティライフも同じでした。
外回転術は無事に成功し退院。
しばらくして陣痛からの自然分娩で無事娘を産むことができました。
マタニティフォトを見ると、撮影した日のバタバタが蘇ります。
いろんな意味でとても良い思い出の写真となりました。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
妊娠時期別記事
著者:すずか
おしゃべり息子のおかげで賑やかな日々を過ごしていたのですが、娘が産まれてさらに賑やかになりました。 インスタでゆるゆると子育て絵日記を描いています。
インスタグラム:@suzuqua
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